日本の真髄

日本の真髄とは



日本の誇るべき文化や精神を再発見する連載対談。
企画立案から出演交渉までを自らが担ったものです。
平成17年から20年までの間、不定期に発行された
Noblesseという雑誌に掲載されました。
平成27年夏以降、その続編を
本ウェブサイトにて展開します。
しばしお待ちくださいませ。

「狂言」



笑みのうちに
楽しみを含み
幽玄の上階のをかし

―――和泉流狂言師 野村萬

「文楽」



役に惚れ込み、
自分を殺して
人形を生かす。

―――文楽人形遣い 吉田文雀

「着物」



動植物に霊力が宿る。
そう信じて文様にし、
人々はその意味を纏った。

―――帯匠「誉田屋」十代目 山口源兵衛

「歌舞伎」



役になりきり、
気持ちを歌舞伎の
芸の中で表現する

―――歌舞伎役者 坂田藤十郎

「香道」



香道は心の浄化。
香木の尊さを感じ
古典を学ぶ世界。

―――志野流香道二十世 蜂谷宗玄

「華道」



花の生命を感じ、
相手を思いやり、
自分の心を伝える。

―――華道家元四十五世 池坊専永

「茶道」



茶の心は和敬清寂。
世界人類の平和は
一盌の茶から始まる

―――裏千家第十五世前家元 千玄室

「能」



余計なことはしない。
頭で考えずに、
透明に表現する。

―――能楽師 三川泉

「雅楽」



雅楽は生命体の音。
日本だけが守る、
世界最古の音楽

―――雅楽師 東儀秀樹

「盆栽」



盆栽は鉢合わせ。
植える器次第で、
枝ぶりも変わります。

―――「九霞園」園主 村田勇

ニッポンの色



日本の色は季節感。
春夏秋冬を感じ、
自然を愛する心。

―――染司「よしおか」五代目 吉岡幸雄

「やきもの」



日本人が
変えなかったこと
変わらなかったこと

―――陶芸家 大樋年雄