Archive for 2月, 2011

京大、試験中に問題ネット投稿

日本に帰国したら、朝から不可解なニュース。京大入試で、試験時間に問題をヤフー知恵袋に投稿、数分で回答がなされたという。

試験管の目を盗み、どうやって、携帯で問題投稿できたのか。この謎解きは興味深い。咄嗟に思いつくのは、このためだけに何人かを受験させ、手分けして投稿させたのではないかということ。事前にそれを理由に、本当に入学したい受験生からお金を取ったグループがいたのかもしれない。なんだか交換殺人のような話だが、受験するのは日本人とは限らないから、何があっても不思議ではない。

こうなると、空港のようなシステムで、携帯を取り上げる必要が出てきた。受験料は大学にとってのドル箱だから、そのくらいの手間隙、経費は仕方ないだろう。

エンジン01@長岡

長岡から東京に戻る。金曜日から「エンジン01オープンカレッジ」が開かれていたからだ。

当初はオープニングもクロージングも見るはずだったのだが、今回は超多忙にて断念。金曜日はホテルに着いてすぐ、ニュース選定の結果をメールし、レセプションに駆け込むのが精一杯。土曜日は料理対決と、日中関係、日韓関係を議論して、夜楽の食事会。日曜日もアエラ取材の最後のインタビューが入ったため、朝の新幹線で東京駅へと急いだ。

音武くんと茂木さんのトークはぜひとも聞きたかったのだけれど、仕事とあっては仕方ない。

長岡を訪れるのは2度目。お米や日本酒、海の幸が美味とは知っていたが、牛肉と苺もすばらしい。

毎晩、日本酒ばかり飲んでいたので、翌朝は、ぐるんぐるん。すっかりお酒に弱くなった私である。

2月14日、イランでもデモ

 日本ではバレンタイン商戦に煽られ、浮かれている今日、イランでは大規模なデモが計画されている。これはエジプト以上に要注目。

 とここまで書いて家を出た。夜は雪との予感。アメリカで買ったスノーブーツを履いた。夜は西川口まで行かねばならなかったからだ。

 案の定、川口に近づくほど、雪が大きくなり、積もりそうな気配。用事を済ませて、23時半に電車に乗って東京に向かう。赤羽で乗り換え、新宿で降りる。南口からタクシーに乗りたい衝動をぐっと抑えて、山の手線で渋谷に向かう。川口の路上は平気だったのに、山手線渋谷駅のホームが一番滑りやすい。スノーブーツでも要注意だった。

 日付が変わって今朝、ニュースを見ていたら、あのとき新宿駅のホームに到着していた電車は、どれも雪で遅れていたらしい。

 

 

今後のエジプト

エジプトの人々にまず、「おめでとう」と言いたい。自ら自由を勝ち取った達成感は格別のものであろう。 

民主化を進めようとすれば、軍の特権を排除し、文民が大統領になるのが望ましいと考えるはずだ。まずは、イスラーム系も含めて山ほど政党が生まれるに違いない。選挙まで、人々の興奮は続くかもしれない。

 しかし、祭りの後に来る現実は、彼らが想像するよりはるかに厳しく、ムバラク体制以上に、人々は貧困にあえぐことになるかもしれない。

 最悪なのは、イスラエルとの関係がこじれて、戦火に身をおく事態になることだ。なぜなら、一連の中東革命の背後には、この地域を混乱させたい人々がいるからだ。

 本来、もっと興奮してこのニュースを捕らえるべきだろうに、最近の私は色々な構図が見えすぎて、なんだか複雑で、せつない思いで受け止めてしまうのである。

ムバラク辞任の舞台裏

ムバラクの辞任が伝えられたのは深夜。裏でどんなドラマがあったのだろう。イギリス人でもエジプト人でもいいから、誰か書いてね。早く読みたい。

ウィキリークスによるスレイマン副大統領がらみの外交文書が欧州メディアに流れているという。これで、軍への不信感が募り、文民体制に持ち込まれ、ますますの混乱。大変だ。

「平成の開国」で、食の安全が消える?

 朝起きたら、本格的に雪が降っていた。この斜めに吹く風の角度は、まるでスキー場にいるかのようだ。幸い図書館も休みなので、こんな日は書き物に集中するに限る。

 と思って仕事に取り掛かると、すぐにピンポン、物が届く。思考を中断して、席を立つのが難儀。インターホンで応答するまでの距離があるので、急いでいかないと時間切れ。エントランスの配達人は私が留守と判断して、事態がややこしくなる。降りしきる雪の中、配達する人々も気の毒なので、ここで受け取らねばならぬ。

 届いたものの中には重要な書類もあった。至急読み解いて文書にまとめ、明日、送らねばならない。

 テレビでは、「平成の開国」なぜ今開国か?と題してNHKの論説委員が議論している。いいぞいいぞ。総理は何も考えず、動かされているだけ。だから、国民は自分で考え自分で守らなければならない。偶然とはいえ、この雪で家にいる人々も多いだろうから、国民の議論を提起するところは、さすがNHKだ。

 TPPについては、経済の問題だけではないことに留意しよう。関税は十分に低い日本で、いまさらなぜ? 壁を低くするのは、関税だけではない。安全基準も下げられるということなのだ。遺伝子組み換えなど、危険な食べ物もどんどん入ってくる。それを防ぐにはどうしたらいいか。私たち市民はそこに危機感を抱くべきなのだ。

 とここまで書いたら、同意できないコメントが発せられた。

 「日本は安い物を輸入して、高い農産物を輸出するのがいい」と発言している解説委員がいる。そんなことしたら、日本人はどんどん悪いものを食べて、不健康になるということではないか。

 あー、またピンポン。あとは何が来るのだっけ。送信するのは、荷物を受け取ってから。

独裁者の末路

 往生際の悪いムバラクには、呆れ果てる。

 即時退陣表明をして、スレイマン副大統領が大統領として選挙までつなぐのが一番いい。ムバラクが居座れば居座るほど、人々の怒りは醸造され、ムバラク政権下にいたスレイマンでさえ受け入れられなくなる。結果、混迷が続いて、イスラエルとの関係が難しくなる。

 東南アジアも同じだったが、欧米にバックアップされた為政者が独裁化してこのような末路をたどるのは、20年、30年という年月を経るうちに、子どもたちが成長し、親の利権にぶらさがるところにある。もともと側近や政商が富を分かち合うクローニー主義で周囲を固めて長期政権に持ち込んでいるのだが、親の世代では、国民生活を底上げしてくれたと感謝するにとどまる。ところが、そこに次世代が加わるあたりからアカラサマになり、国民も貧富の差に疑問をはさむ余地が生まれてしまうのだ。為政者も国民も世代交代。だから、25年が限界と考えるべきであろう。

 問題は、そうなったとき、独裁者は裸の王様になっていることだ。あるいは、親バカで、子どものために羅針盤が壊せれていくことにある。

 

ムバラク辞任?

エジプトのムバラク大統領が辞任に動きだしたようだ。スレイマン副大統領に大統領の座を譲る模様。

やぱりインドネシアのスハルト退陣のときと似てきた。「あなたと家族の命はお守りします」とスレイマンが説得したのではないだろうか。

とはいえ、軍や治安部隊に、これとは違う動きをする人がいるやもしれず、そうなると、街中での暴動などが起きる可能性もある。それは、そうした分子の手下が民衆の中にもぐりこんで仕掛けるというシナリオだ。予断は許さないが、これでひとまず、スラマット・レフォルマシ(祝改革)である。

英国王のスピーチ

本日発売のクロワッサンに映画評を寄せている。タイトルは「英国王のスピーチ」。内容は本誌をぜひ。最後はうるっとする映画である。

で、送られてきた掲載誌の表紙をを見て、びっくり。「片づけられる人、片づけられない人」。私のための特集か。

結局、今年になってもずっと忙しく、片づけに進展がないままである。

相撲道の将来

 我が家では一時、大相撲がブームだった。両親が存命だったころ、離婚していた私と独身だった弟、家族4人で国技館の升席で観戦した。ちょうど若貴の全盛期。いまとなっては、我が家の美しい思い出だ。

 いまの相撲界の騒動を、天国の両親はどう見ているだろう。残念でならない。

 外国人力士に頼らないと成り立たない。日本人力士のモラルも保てない。ならば、公益法人の認可ははずし、現行の大相撲は民間の興行団体として運営していけばいい。そこには八百長や賭博があっても、誰も文句を言うことはない。

 国技としての相撲道は、「神社の奉納相撲」から再出発させることとし、こちらは税金を使って育てていく。それを興行化するかどうかは、その後で考えればいい。

 そもそも興行と神事を両立させようとすることに限界がある。長く続けば、腐敗は避けられない。いま起きている問題は、興行についてはリセットして見直せという天の声ではないか、とさえ考えている。

鬼やらい

昨日は会津若松で講演。懇親会に出席して、東京に戻る。

今日は節分。簡単に掃除をして、鬼やらい。太巻き。日本酒。というお決まりのコース。ヒイラギを買いそびれたのだが、鰯は和久傳の福梅鰯、それに日本酒は会津の末廣製を一口。

夜は取材と打ち合わせの電話2本が控えていたので、いつもよりせわしなく、やや雑な動きになってしまった。

ムバラク退陣しかない

   こうなると、民衆はムバラクの即時退陣まで収まらない。問題は、誰がムバラク猫に鈴をつけるかだ。軍は一枚岩ではなく、キーパーソンの幹部が最終的に民衆につくか、寝返ってムバラク(+誰か危ない軍幹部)につくか。その後、インドネシアのスハルト元大統領のように辞任会見か、チュニジアのような国外脱出か。おそらく副大統領のスレイマンが大統領になり、次の選挙までつなぐことになるだろう。エルバラダイを担ぎ出そうというグループも居ると思うが。

ムバラク政権、崩壊まで秒読み

 いよいよムバラク政変の崩壊か。このくらいデモが広がると、あとは時間の問題。インドネシアの元大統領スハルトの最後と似てきた。エジプト市民は、もう勝利したかのようなユーフォーリア状態。現地時間1日の100万人デモが決定打となるだろう。軍が市民には発砲しない宣言したから、街に繰り出す人が増える。歴史的転換点に立ち会いたい。これから参加する人々の心境は、サッカーの試合の応援で興奮するのと似ている。

 おそらく軍は一枚岩ではなく、上層部が、ムバラクにつくか裏切るか、そのあたりが鍵である。

 問題はこの後だ。誰が政権をとるかであるが、急進イスラームが力を持てば、イスラエルとの関係が微妙になる。結果、戦争が起きないとも限らない。

 当面は石油の高騰が世界経済を揺るがす。スエズ運河を通れないとなれば、その影響はあまりに大きい。