Archive for 8月, 2011

アジアと日本の新しい関係構築に向けて

 明日のシンポジウム『アジアと日本の新しい関係構築に向けて』のお知らせ。

8月30日(火曜日) 13時00分~18時10分銀座時事通信ホールにて。
中東や東南アジアの「いま」に興味ある人、必見です。
文部科学省の事業として研究者のプロジェクトに予算がついたものですが
ニーズ対応型地域研究なのだから、一般向け発表会をと私が主張。
わかりやすくなると期待しております。関心のある方はぜひ。
私も事業委員の一人として総合司会+地域研究のあり方について発言します。 
詳細はコチラ→http://www.jsps.go.jp/j-needs/jgyouhoukokukai.html

また、小沢さん?

何に違和感を覚えるかといって、小沢一郎という政治家の存在が、代表選のたびに注目を浴びることである。候補者たちも小沢氏を無視できないところが腹立たしい。

政治家個人の怨念が政策に反映されることは万国共通である。アメリカなどは外交にそれが現れることもある。だが、小沢氏については実にヘンなのだ。選挙というパワーゲームになると俄然元気になるのである。彼にしてみれば恨み辛みはいろいろあろう。だが、矢面に立つのではなく、裏工作にのみ燃えるのでは、あまりに小さい。

そもそも、岩手出身の小沢氏が、東日本大震災で何もしなかったことに私は怒っている。未曾有の危機の舞台が自分の地元だというのに、復興の旗振り役にならなかったではないか。あのとき、小沢氏が先頭に立ち、仕切ってくれれば、国民のストレスは軽減されたはずなのだ。小沢氏の求心力は大いに増したはずだ。国民にわかりやすく仕事をしてくれれば、少々怪しい献金問題も、世論は許し、かつ小沢氏に順風となったと思うのだ。

もっとも、小沢氏には日本への愛国心や日本国民への思いはないのかもしれない。彼は誰の利益のために政治家を続けているのか。彼の背後にいる力は何なのか。小沢氏が東北復興のために立ち上がらなかった現実をまのあたりにして、ついこんな風に疑ってしまう私である。

新幹線移動にご用心!

  日本各地で集中豪雨に襲われるこのごろである。これによって新幹線のダイヤが乱れる。これを計算に入れて、スケジュールを組むことをお勧めする。

  木曜日の朝、品川駅で足止めを食らった。新幹線1時間以上ストップしていた。静岡あたりの豪雨が原因だという。いつ動くのか、目処は立たないといわれてしまった。
  
  しかも、やっと動きだしたと思ったら、博多行きのみ。新大阪行きはすべてキャンセルだという。つまりは私の指定席が消えたということだ。もちろん払い戻しはするというが、遅れるわけにはいかないのだ。仕方ない。最初に動いてホームに来た新幹線に飛び乗って、とりあえず名古屋へ向かったのである。
  
  迂闊だった!通過点の天気までチェックしていなかった。

つかの間の「涼」

エアコン嫌いの私でも、部屋を冷やさないと眠れない日々が続いていた。30度に設定しただけでも、ほかの部屋よりずっと涼しいと感じていた。玄関を少し開けて、風を通し、ベランダに打ち水をするだけでも救われた。

だから、突然涼しくなると、拍子抜けする。寂しくなるといえばいいのか。暑さと闘った日々がいとおしくさえ思えてくる。

だが、このまま秋にはならず、月末には暑さがぶり返すのだという。いまのうちに原稿を進めよう。片付けをしよう。

気になるバイデン副大統領の訪中

日本では民主党代表選で持ちきりだが、実は隣の中国で起きていることが気になって仕方がない。アメリカの副大統領バイデンが訪れて、次期指導者といわれる習近平と今後の世界経済の行方を話し合っているのだ。つまりは、この会談の後、アメリカ発で世界経済に激震が走る。それを黙認させるための布石を打っているのではないだろうか。

さんざんヒラリー・クリントンと競ったあげく、バラク・オバマが大統領候補に指名されたのは、2008年の民主党大会である。私はコロラド州デンバーの大会会場にいたのだが、副大統領指名がバイデンと聞いて驚いたものだ。少なくとも、彼を指名したのはオバマではないと直感した。もっと大きな力が、キャスティング権を握っているのだ。 

当時、ジャーナリストの間では、オバマが任期中に暗殺されるのでは、という憶測が存在した。そうなれば、大統領になるのは、副大統領のバイデンである。その可能性を視野に入れて、彼が副大統領に指名されたとすれば、見える景色が変わってくる。 

党大会ではバイデンは最初の妻を交通事故で亡くし、子どもたちのためにデラウェアからワシントンDCまで片道1時間半、電車通勤したという美談が語られていた。チェイニーのようにお金の匂いはしないものの、重要ポストにいてアメリカ外交に影響を与えてきたのは確かだ。米国初カトリック教徒の副大統領でもある。バチカンのネットワークも彼を支えているのだろう。

菅総理がなぜ退陣を決めたのか。こうした動きを悟ってか、単に運がいいのか。日本の政治空白に、米中は着実に何かを決定しつつある。ニクソンショック40年の8月15日には何もなかったが、今月中に何が発表されるかドキドキものだ。同時多発テロから10年の今年の9月11日も要注意とのメールがアメリカから届いている。

すっぽんの煮こごり

一月前の話で恐縮ですが、今年の祇園祭は、京都の知人の家に泊めていただきました。木漏れ日の中で撮影したのは、すっぽんの煮こごりです。和久傳製だから、美味。

一般に、すっぽんの煮こごりはスープがたくさん入っているので、こんな風にかたまりません。和久傳のは、煮こごりの量が違うのです。ガラス器に入れると、ほら、こんなに美しい。

満月を眺めながら、つい長話をして夜更かしした翌朝に頂くと、思い切り元気になります。これはレトルトで日持ちがするので、我家の冷蔵庫にも常備しています。http://www.wakuden.jp/index_pc.html

終戦記念日を迎えて

1945年8月15日、玉音放送で終戦が告げられた日、東京は晴天だったという。青空を見ながら、新しい時代が始まる、と心躍らせた子どもたちは多い。少なくとも、表参道界隈で空襲を経験した人たちは、私のインタビューにそう答えている。

そして66年後の昨日も、東京は晴れ渡り、炎暑の一日となった。

全国戦没者追悼式が、今年も日本武道館で開かれた。遺​族ら6100人が集う。だが、「節電のため冷房を弱めて、氷柱を会場のあ​ちこちに立てて・・・」というニュースレポートに、耳を疑った。

ほとんどが高齢者の式典に、なぜ節電? ​たった数時間のことじゃなの。東北電力に譲る電力があるじゃな​いの。オフィスはお盆休みで、子どもたちも東京から離れて、電力あるのに。フジテレビのお台場共和国に比べたら、微々たる電力消費ではないか。この老体に鞭打つ決定は、誰の判断だろう。

主催はもちろん日本政府。きっと、節電努力をしたことを心から誇りに思っているに違いない。結果、老体に鞭打つことになるなどとは微塵も発想していないのだろう。あるいは、故意にそれを選択したとすれば、この政権の罪ははてしなく重い。

サンデーフロントラインのスタジオへ

ニュース選定委員として、いつもコメントを提出しているテレビ朝日「サンデーフロントライン」。スタジオに呼ばれたので、行ってきます。初体験。

追伸:着物はスタジオで浮くので止めて、と言われてしまいました。

きもの特集の撮影

今日は某女性11月号の着物特集の取材を受けた。

11月号というくらいだから、この暑さの中、袷の着物を着ねばならず、思わず「室内で撮影ですよね」と聞いてしまった。

某ホテルのエグゼクティブフロアの一室で撮影。メークも着付けもカメラも、仕事が早くて感動した。そんなプロ集団だから、写真は額面以上。あまたある着物の中から、結局、母の黒地の訪問着に龍村の帯と。これが一番似合うから、つい選んでしまう。

着物ブログ用に写真を撮ってはもらったのだが、先方に了解をとるのを忘れたので、発売が近づいたら、媒体名とともにお伝えします。

誕生日を迎えて

誕生日がやってきて、またひとつ、歳を重ねてしまった。あらら・・・。

最近、1年経つのが早くて、本当に困る。重ねるにふさわしい充実した1年を送れているのかどうか。

広尾のイタリアンレストランで祝ってもらった。初めて訪れたが、ミラノやローマにありそうな、少し大衆的な店の雰囲気をかもしだしている。イタリア大使館御用達と聞いた。奥の部屋に西洋人がたくさん、そして私たちの近くには、アメリカ人のグループが食事をしていた。近所には米海軍施設「ホテルサンノー」がある(『ワシントンハイツ』参照)。からだの大きさからいっても、彼らは軍人とお見受けした。キャンティから分かれたアッピアよりも、彼らにはこちらのほうが馴染むのだろう。

そういえば、ワインを飲んだのも、久しぶり。最近は蒸留酒ばかりだった。酔いがまわらぬよう、アメジストのペンダントをつけていった。LAで購入したもの。

空海@NHKBS

空海の特番がNHKBSにて、今夜から3夜連続で放送される。高野山に行った人も未だの人も、ぜひご高覧を。

それ以外にも、終戦特番目白押しで、視聴者としては忙しい季節だ。

ワシントンハイツ文庫版

 お待たせしました。カバーの写真をアップするのにようやく成功。 特色を使った写真データを装丁室からもらってはいたものの、ここに掲載するのに加工の仕方がいまひとつわからなかったのでした。

 店頭では、黄緑色の帯がかかって、平積みになっていると思います。新潮文庫8月新刊の証です。

 解説は片岡義男さんにお願いしました。BOOKの書評をクリックしていただくとわかるのですが、単行本が出たときに最初に書評してくださったのが片岡さんでした。また、新潮社のYOMYOMでも。2回も取り上げていただくほど、ワシントンハイツへの思い入れは半端でないと感じました。

 単行本には、ワシントンハイツを記憶している方々を中心に興味を持っていただきましたが、文庫は若い世代にも読んでもらいたいと考えています。なにせ、渋谷・原宿・表参道の昭和史そのものですから。日米蜜月の馴れ初めを、自分の歩いている街を通して、わかってもらえればと考えております。

 

 

浅野忠信さんのファミリーヒストリー

 NHKの番組を観て、不覚にも涙してしまった。

 その番組とは昨夜放送されたNHKの「ファミリーヒストリー」。祖母と母を置いてアメリカに帰った、浅野忠信さんの祖父の消息をスタッフが調べあげる。浅野さんにとってルーツ探しともなるこのドキュメンタリーには、最後にゆるぎない愛の証しが示される。こうなると、ドラマや映画よりも強い。制作スタッフもさぞ心が震えたであろう。

 浅野さんのおじいさまは、きっと占領期に日本にいた米兵に違いない。『ワシントンハイツ』を書いた私は、そう直感して放送を楽しみにしてはいたのだが、かくも美しいサプライズが待っていようとは・・・。一緒に暮らしていたら、見えなかったかもしれない深い愛。浅野さんいとっても、おかあさまにとっても、ご自分が生れてきた意味を再確認されたのではないだろうか。

 きっと再放送されると思うので、ぜひご高覧を。