Archive for 4月, 2014

2014年4月 都をどりへ 枝垂れ桜の帯で

都をどり お点前都をどり お手前2お菓子都をどりではお茶席の写真も許されているのです。お茶屋さん枠で行かれるという方に同行して、正客席に座らせて頂きました。特権は紗矢佳さんの点てたお茶が頂けるのと、舞妓さんが運んでくれること。お菓子を運ぶのは女子大生風のバイト。とても雑です。

都をどり帯都をどり庭過去衣装中では、過去の群舞の衣装が展示されていました。ここ数年は青が基調で、上の枝垂れ桜の部分は毎年同じ。私の鶸萌黄色無地には東儀さんとの2ショットで締めた帯のほうが合うと思うのですが、枝垂れ桜のモチーフつながりで、この紫を締めたというわけです。さすがに他では桜文は締めません。

京おどりで和服だった方は、元芸妓さん風のお姉さま方ばかり。なので今回は無地を選んだのですが、都をどりでの和服姿は一般客も多く、はんなり華やかだったように思います。まさに夏隣のこの日、単衣にしたくなるほど。さりとて、かつて結納のために母が用意してくれた藤のつけさげ(単衣)では浮くような気もして、せめて清涼感を出す意味でも、この色で。

さて、肝心の舞台。お茶屋さん枠なので、前から5列目の最高のお席。やはり華のある舞妓さんはかわいらしい。踊りの上手な舞妓さんもいい感じ。しかし、舞台に立つ舞妓さんの人数が減っている風で、昔を知る人は寂しくなったと話します。客席には和服姿の中高年女性にくわえ、IT社長風の和服に帽子という40前後の男性も目立ちました。呉服屋さんのご接待なのだそう。

空腹というわけでもないので、バーで軽く、を望んだ私たち。帰りは、先斗町のジャズ・バ-で鴨川も見下ろしながら、ビールを楽しんだのでした。

2014年4月 文楽劇場へお召しで

文楽劇場大阪文楽劇場で「菅原伝授手習鑑」を観ました。引退を決めた人間国宝・竹本住太夫さんの「桜丸切腹の段」を聴きたくて。

切符は早くから完売。朝から並んで補助椅子席を確保。幕見を狙う欧米観光客がいっぱい。NYブロードウェイで人気の新作を観るのに、当日券狙いで劇場に並んだことを思い出します。

外国人でも気づいている文楽の魅力。大阪市長はなぜ、それがわからないのか、はなはだ疑問ですね。

文楽だと、ついお召しか紬を選んでしまう私です。柔らかものより着やすいのもあります。早朝から並んだので。

それにしても、文楽劇場で住太夫さんの浄瑠璃が聴けないなんて。文雀さん、蓑助さんとのトリオが観られないなんて。あー、やっぱり涙が出てきた。淋しい・・・。

2014年4月 献香祭は鶸萌黄の無地に葵文の帯で

鷺@上賀茂献香祭1汗ばむほど暑く陽射しが強かったこの日、鶸萌黄の無地に葵文(上賀茂神社の神紋)の帯を締めました。お香なのだから、誰が袖文とも思ったのですが、うまく結べず、締めなれた帯にしたわけです。

鷺上賀茂神社で志野流の献香祭が執り行われるのは、組香のひとつ競馬香が、5月5日に上賀茂神社で開かれる競べ馬から来ているからです。境内には埒が準備されていました。その様子を眺めながら、久しぶりにお家元とお話ができて、嬉しかったです。

一部、枝垂桜も残っていましたが、概ね眩しい若葉に包まれた境内。ならの小川の水を求めて、鷺が舞い込んでいました。鴨川から飛んでくるようですが、人間に対してあまりに無防備なのに、びっくり。

2014年4月 歌舞伎座へ 鳳凰文の帯で

DSCN0280DSCN0278坂東三津五郎丈の復帰をお祝いするために、歌舞伎座へ。

巳之助さん、上手になったなあと感心していたところへ、花道から現れた三津五郎さんを見たときには、思わDSCN0276ず涙してしまった私。句会でお元気になられた様子は知っていたものの、舞台に立たれた姿を見ると嬉しいものです。

さて、歌舞伎座が新しくなってから1年。感動はすっかり薄らぎました。が、鳳凰祭四月歌舞伎と名づけられていることもあって、今年は鳳凰文のつづれ帯を締めて出かけました。絨毯の鳳凰と色使いが似ているので、一応の記念撮影です。

余談ですが、隈研吾さんによれば、この幕と提灯の鳳凰は平等院の鳳凰だとか。今年は公開されているようです。ここ数年、藤の花はいまひとつとのことですが、

歌舞伎が終わったのが16時過ぎ。お天気がよいので銀座まで歩きましたが、オバマ大統領関連の警備はさほど厳しくなく、地下鉄で陶芸家・会田雄亮先生の個展@伊勢丹に伺いました。「すきやばし次郎」では何度か食しましたが、ビルの地下でもあり、どうやって警備をするのか興味深くもありました。小野二郎さんについては、また後日書きます。

2014年4月 京おどり千秋楽

京おどり提灯下袖口京都五花街のひとつ宮川町。京おどりが千秋楽を迎えました。お茶会と同じ日。

京都御所のお茶会終了時には雨が降り始め、家に戻って着替えたのでした。当初より、さすがに中振袖は止めるつもりでしたが、晴れていれば、はんなり系を着る予定でした。しかし雨なので、ハネが目立たない黒にしたというわけです。家にあった、この着物に(サイズが)合う襦袢が、舞妓さん風でもあり・・・。

藤の鉢植えは、坂田藤十郎丈から。この3日後、東京の歌舞伎座で観た曽根崎心中では、舞台の背景にたわわな藤がつらなるのを見て、妙に納得。藤十郎丈ですものね。

お茶席のお皿は後ほどアップしますね。

2014年4月 京都御所「拾翠亭」へ中振袖で

★捨翠亭 玄関1★DSCN0258穀雨、そして復活祭ののこの日、京都御所にある拾翠亭でのお茶会に招かれました。ここは、かつて九条家のお屋敷だったのです。

いい歳して中振袖でもいいでしょうか、とあらかじめご亭主にご了解をとりつけておりました。 過去に東京で2度、パーティで着ていますが、お茶席で着てみたいと考えていた着★にじり口 1 アイフォン201404 063 (2)★捨翠亭 庭物です。藤もスミレもぼたんも芙蓉も菊も葉鶏頭も描かれ刺繍されている百花繚乱。復活祭にふさわしいかも。でも、実際の花々が美しいこの季節のお茶席には華美すぎる。淡い色の付下げにすべきではないかと当日まで迷いました。

お菓子やお軸、花器など若手クリエータによるお茶席と聞いていたので、伊達襟もつけず、帯も袋ではありませ★IMG_2525ん(つづれではありますが)。少しレトロな空気を楽しみたいと考えました。この着物に乗せて合う袋帯は、濃い色しかなく、春には重い感じがしたのです。お薄席の後、別の茶室も見学させて頂き、にじり口にて撮影です。

★アイフォン201404 064実は箔が落ちてきそうだと指摘されて、お金をかけて直しを試みています。それに、この着物サイズに緑の襦袢を新調したばかりだったのも、この着物を着たかった理由のひとつ。過去は成人式の本降り袖の襦袢を折って着ていたのですが、振袖は襦袢を折ると目立つので。

袱紗は紫根染。草履は成人式の時のをぜんやさんで鼻緒だけ取り替えたもの。髪の三つ網カチューシャは便利。ウクライナの元首相のティモシェンコ女史的に見えるのに抵抗がありますが、最近、NYではこのスタイルが流行っているようです。

2014年4月 秘密の花園「原谷苑」にて

@原谷苑3★原谷苑 桜 (1280x1129)原谷苑 桜2 (1280x1173)原谷苑1 (1280x1063)DSCN0046 (1280x960)原谷苑2 (1280x1199)DSCN0067 (1280x960)金閣寺や仁和寺の近くにある「秘密の花園」原谷苑を初めて訪れました。百花繚乱とはまさにこのこと。桜だけなら日本画の世界でも、ほかの花々を見ると、印象派の絵画の中に舞い込んだよう。

 

 

面白いのは、入園料が変動相場制であること。桜の咲き具合で違うのです。

東京の青山墓地や京都鴨川沿いの桜トンネルは空が見えないほど美しいと思っておりましたが、こちらも同じ。美しさにため息がでるほど。

2014 年4月 仁和寺の三室桜「落花さかん」と御衣黄

★@仁和寺 (960x1280)雪のよう1 (1280x960)三室桜はもう散ったかもしれぬと心配しつつ、仁和寺へ。切符売り場には「落花さかん」と書かれていましたが、葉っぱと共に枝に残っていてくれました。

花びらが積もると、雪に見まごうから不たんぽぽ (1280x960)思議です。雪の中から顔出したように見えるタンポポが可憐でした。

紫 桜鳥 帯ギョイコウ2帰り際に目を奪われたのは緑の桜。御衣黄(ギョウコウ)。別名・黄桜と聞けば、納得ですね。これから段々と赤くなるのだとか。そういえば、帯の刺繍に黄桜もありました。

桜の中に入るときは、、つい寒色系を選びます。青の紬では、少し暑かったですね。この日は帯揚げと帯締めを桜色にしています。

2014年4月 枝垂れ桜?と鳥の帯 on 大島紬

御所2帯 紫 桜 4京都の桜は種類が多いので、まだまだ楽しめます。左は御所、右と(左下も)上賀茂神社の斉王桜前にて。

紫の帯を捜し歩いて、出会った帯。ゴールドで描かれているのは枝垂れ桜の葉と思うのですが、柳かもしれず、微妙です。8色の桜の花と鳥が描かれているので、3月4月に締める帯ですね。

パステルの大島は、クリーム地に青、緑、紫。防水加工して雨コートにするつもりで購入しましたが、大島でこの色使いはめ斉王桜 (2)ずらしいから着物で着るべきとの声に押され、着物状態です。袖幅など私サイズではないので油断すると袖口から襦袢が少し出たりするのですが、仕立て直してまで着続けるかどうか考えあぐねているところ。桜@鴨川 (2)

この日、京都は26℃。この暑さに、ひんやりする大島はとても便利。鴨川沿いも半木の枝垂れが一部葉をつけながらも、美しく咲いておりました。

2014年4月 曲水の宴には葵文の帯で

★IMG_2462 曲水の宴 (480x384)★IMG_2737 (420x600)またまた平安の雅の世界へタイムスリップです。

本当は平安神宮で着た鶸萌黄の無地を着るつもりでした。平安神宮と同じのを続けて着るのが悔しいのと、万が一の雨で汚すのが心配で、年季の入った母の鮫小紋を選んだのでした。「あら、葵文の帯。上賀茂神社にぴったりね」と地元★曲水の宴 帯2 (769x1024)のお姉さまから声をかけて頂きました。そうです。上賀茂の神紋が二葉葵なので、それを意識して購入したのです。さすが京都のご婦人。読み取って下さり、ありがとうございます。

IMG_2401★IMG_2434今年も上賀茂神社で曲水の宴が開かれました。中国の周の時代に起源を持つ曲水宴は、3月の上巳の日に水辺で禊祓えを行う行事だったのが、日本に入った時点で、水流に盃を浮かべて和歌を詠むことに重きが置かれたようです。子どもたちは盃を促す役。上手に流れず苦労する様が可愛らしい。前者は流し雛の慣わしとして一般にも残っています。

★IMG_2482斉王代2 (384x480)斉王代にとっても、これが最後のお仕事。葵祭からは次の方が担当されます。境内の斉王桜の前で記念撮影されていました。★IMG_2472斉王代 橋渡り (480x384)

ところで、王義之の「蘭亭序」は蘭亭で開かれた曲水の宴で詠まれた歌集の序文。昨年、上賀茂神社で初めてこの様子を拝見した私の課題は、和歌の散らし書き、もしくは王義之の「蘭亭序」。でも全然、練習する時間がないまま今年も3分の1が過ぎようとしています。トホホ・・・。