総理は戦争を避けられる人に

自民党総裁候補たちの話は落ち着いて聞ける。もちろん異議もあるのだが、2世3世も捨てたもんじゃないと思わせる。できれば311の時、自分が総理だったらどうしたかも語ってほしい。未曾有の災害時に国民を守る決断力があるか、隣国との戦争を避ける頭脳があるか、が総理に求めるポイントだ。

日中関係をこじらせた民主党の責任は大きい。一触即発、一つ間違えば戦争への導火線を作ったのは911に尖閣国有化を閣議決定した野田総理だ。しかし、話をじっくり聞けば、安倍さんも石破さんも、その小さな火に油を注ぎそうで危険な要素はある。

かくなる上は、日本国民は戦争だけは避けたいと心から念じることしかない。戦争になれば、何が起きるか、ぜひシミュレーションしてほしい。『ワシントンハイツ』の最初の3章には、空襲の実態を書いた。『スウィング・ジャパン』では、アメリカ国内で親中・反日の空気が作られていく過程を書いている。ぜひ読んで欲しい。戦争をなんとか避けたいと思うはずだから。