品川駅の朝

朝9時過ぎに品川駅に降り立ったのは初めて。JRの改札を出た人々が、いっせいに芝浦側へと移動していく。高輪口に向かうのは2列だけとすれば、芝浦へ向かうのは、20列くらいだろうか。
集団で同じ方向に足早に歩く姿は怖いくらいだ。遅刻しまいとするのだろうが、目が殺気だっている。全体主義体制になったら、こんな感じかもしれない。その速さたるや、NY者並み。地方の人が東京に来てびっくりする理由はここにある。
このスピード感とストレスは比例しているようにも思える。オリンピックで、この傾向はますます加速するのだろうか。少し立ち止まる方法はないものか。
歯医者、スタジオ収録立会い、そして夜は句会。追い立てられるように一日が過ぎた。
唯一の救いは、坂東三津五郎丈が元気でいらしたこと。無事に手術を終えられて初めての句会だった。