篭城できる備えを

どうやら道路は乾いているようだ。さっきまで雨が降っていたのに、乾きも早い。18時ころには、街路樹が大揺れで、折れたらどうしようと心配していたのに、いまは微動だにしない。この分だと、駅で足止めを食っていた東京の帰宅困難者たちも、電車が動いて帰れるかもしれない。ここまで書いたら、JR山手線が運転を再開したとニュースが告げている。

都会で暮らす人々はできるだけ動かず、コンクリートの建物の中に篭城するのが良い。たとえ潅水しても、いつか水は引く。だから、職場にも家庭にも、食べ物と水を備蓄しておくのが賢明だ。

私の場合、日持ちするものを買い占めて、断捨離の真逆を行っている。水害だけならいいのだが、停電にも備えているわけだから、その量たるや、凄まじい。

くわえて、数日前、写真を小分けしてジップロックに入れた。本当はスキャナーを買ってカードに収めればいいのだが、その暇がない。タッパーウェアの収納箱も大いに役立つに違いない。そう思って、着物用の長いのを買ったのだが、やはり桐たんすほどの威力は発揮しないとわかり、洋服を入れることにした。

濡れて困るものは、ジップロックに入れてスーツケースに収めれば、水害は免れると勝手に思い込んでいるのだが、地球の怒りには勝てないかもしれない。

とにかく人間である私たちが謙虚になり、命あることに感謝しよう。思いつくかぎりの備えをして被害が小さくなることをイメージする以外、なす術はないように思える。今宵は、福島などの被災地に激しい雨が降らないことを祈るばかりだ。