『ワシントンハイツ』帯付、残りわずか

紀伊国屋新宿本店の文庫売り場を覗いたところ、『ワシントンハイツ』がまだ平積みで一瞬喜んだものの、あのペリドット色の帯がなくなっているのに気がついた。下のほうに2冊くらい埋もれている。その上に、追加された分が載せられたのだろう。最初に出庫された分が売れたと考えれば嬉しいのだが、帯がないと寂しくもある。複雑だ。

で、冷静に考えれば、世の中に帯付『ワシントンハイツ』がなくなるわけで、著者としても慌ててしまった。家に何冊残っていたか。保存版にせねばならない。

編集者に問合せたところ、帯付はもう、新潮社にも存在しないらしい。となれば、帯付の残っている書店の店頭で手に入れるしかない。

いつか買おうと思っていらした方、もしも帯に興味あれば、お急ぎください。

2011年09月末10月初 石榴の帯


月末のエンジン01教育委員会@みかわには、和服ででかけました。すっかり涼しくなった初秋に石榴の帯を締めて。
六本木ヒルズの「みかわ」に入るときに、漫画家のさかもと未明さんとバッタリ会って、一緒に写した写真をいま頃みつけたので、差し替えますね。右の袖口がまくれて襦袢がのぞいていますが、くもの巣文です。
五寸袖の着物は、母の若いころの単衣と思われます。初めて袖を通しました。左肩のところに小さな穴があったのですが、上手に悉皆してもらい、ずっと箪笥にしまっていたものです。
帯は3-4年前に一目ぼれして購入(@かわの屋さん)。この着物に合わせることを思いつかず、こちらも箪笥に眠っていました。
実はこの着物には若冲の雨龍を、と考えていたので、どちらを締めるか迷いました。折りしも昨日は新月。新しいものを初めて身に着けるのにふさわしい日。雨龍は季節を選ばないので、また改めて新月か節の変わり目に。
10月7日は暑かったので、新潮ドキュメント賞のパーティも、これを着ました。襦袢、帯揚げ、帯締めは秋モードに替えて。

日本が原発大国になったわけ

いまこのブログに立ち寄られた方、ぜひNHKEテレで放送されている「原発事故への道程」後編「そして安全神話は生まれた」をご高覧ください。先週、前編を途中から見たのですが、ある研究会のテープによる証言などを通して、なぜ日本が原発大国になったかを綴っています。今日はその後編。

私自身、『ワシントンハイツ』文庫版あとがきで、短いスペースながら、駆け足で同じテーマを扱っています。それを裏付ける意味でも、膨らませる意味でも、この番組の映像やテープ証言に耳を傾けることに意味があります。

篭城できる備えを

どうやら道路は乾いているようだ。さっきまで雨が降っていたのに、乾きも早い。18時ころには、街路樹が大揺れで、折れたらどうしようと心配していたのに、いまは微動だにしない。この分だと、駅で足止めを食っていた東京の帰宅困難者たちも、電車が動いて帰れるかもしれない。ここまで書いたら、JR山手線が運転を再開したとニュースが告げている。

都会で暮らす人々はできるだけ動かず、コンクリートの建物の中に篭城するのが良い。たとえ潅水しても、いつか水は引く。だから、職場にも家庭にも、食べ物と水を備蓄しておくのが賢明だ。

私の場合、日持ちするものを買い占めて、断捨離の真逆を行っている。水害だけならいいのだが、停電にも備えているわけだから、その量たるや、凄まじい。

くわえて、数日前、写真を小分けしてジップロックに入れた。本当はスキャナーを買ってカードに収めればいいのだが、その暇がない。タッパーウェアの収納箱も大いに役立つに違いない。そう思って、着物用の長いのを買ったのだが、やはり桐たんすほどの威力は発揮しないとわかり、洋服を入れることにした。

濡れて困るものは、ジップロックに入れてスーツケースに収めれば、水害は免れると勝手に思い込んでいるのだが、地球の怒りには勝てないかもしれない。

とにかく人間である私たちが謙虚になり、命あることに感謝しよう。思いつくかぎりの備えをして被害が小さくなることをイメージする以外、なす術はないように思える。今宵は、福島などの被災地に激しい雨が降らないことを祈るばかりだ。

皇居前にGHQ本部ができた日

厚木に降り立ってからしばらく横浜に滞在していたマッカーサーは、9月8日に東京入城を果たし、再び横浜に戻ります。そして66年前の今日、9月17日に皇居前の第一生命ビルに引越しをして、そこをGHQ本部としたのでした。

2011年09月 百夜句会十周年


百夜句会10周年は青山で開かれました。送ってもらった集合写真を切り抜いたので画質がいまひとつ。ご容赦を。
9月13日なら単衣にするのが慣わしですが、この暑さに耐えられず、棕櫚と赤とんぼの変わり絽を選びました。十六夜であることもあり、せめて仲秋を思わせる紬の帯、と合わせてもみたのですが、それさえも暑苦しくて、えーい、夏帯のままで、と出かけてしまいました。昨年の受賞記念パーティでは絽綴れを合わせていますが、そこまで仰々しくはせず、食事会モードの気楽な帯です。着物の赤とんぼにあわせて、とんぼの帯留も素敵ですが、ブルーミングデールのナイフフォークレストを荷札のワイヤーで留めたりと時間がかかるので、断念。句を考える時間も必要でしたので。

百夜句会十周年

青山で開かれた百夜句会に出席。十周年63夜、十六夜という特別な夜。私は2003年から加えていただいたので、それでも、すでに8年になる。それぞれに歳も重ね進化しつつも、同じ仲間と、これまでつながってきた縁に感謝。

2011年09月 薬膳の会

ホテルニューオータニで開かれる薬膳の会。9月6日は宮古上布を着ていきました。この集合写真を見ても、向かって左の窓からの陽光が強いのが伝わってきます。
9月といえば単衣。しかし、今年のような暑さでは、とても着る気になれません。さりとて、白の越後上布や白地の絽の小紋では、秋風のせいか季節はずれに感じます。そこで、色の深い宮古上布に透けない帯を合わせることにしました。
実は7月1日に「サンデーフロントライン」のVTR取材を受けたときも、この宮古上布を着て出演しています。手入れに出す前に、もう一度着ておきたかったのです。

棚に入った『ワシントンハイツ』のみつけ方

残念ながら、書店では9月の新刊が並ぶことになり、8月刊の『ワシントンハイツ』は棚に入ってしまいました。一部大手書店では、平積みのところもありますが。

書店では撮影ができないので新潮社の本棚を写しました。目印はペリドット(黄緑)色の帯。秋尾は「あ」行の一番最後にあります。つまりは「い」の隣。石川達三さんの左にあります。ぜひみつけてくださいね。