『ワシントンハイツ』@朝日新聞書評欄

今日の朝日新聞13面に、『ワシントンハイツ@GHQが東京に刻んだ戦後』が取り上げられています。

ありがとうございます。感謝。

目に留まった方々が若者にも拡散してくださって、原宿表参道を通して日本の戦後を知ってもらえると嬉しいです。

「どじょう汚染内閣」って呼んじゃいますよ

今日放送されたテレビ朝日「サンデーフロントライン」。放送後に内内で反応があった秋尾コメントを紹介します。ニュースのランクは、選定委員の総合評価です。

2位 土壌汚染”チェルノブイリ基準超え”について・・・

さんざん汚染が広がってからの「いまごろの発表」では、国民を見殺しにする気かと疑いたくもなる。野田総理、すぐに日本列島の除染にとりかからないと、「どじょう汚染内閣」って呼んじゃいますよ。

7位 カダフィ大佐 不明でも”徹底抗戦”主張 について・・・

40年続いた独裁政権の負の遺産がのしかかる中、リビア市民にどれほど多くの試練が待っているかを思うと胸が痛い。

こうしたコメントは金曜日に提出。全体の集計をした上で、スタッフがピックアップしています。 

韓国の追い上げ

円高ウォン安で、日本企業が苦戦している。韓国は国策で、ウォンを大量に刷っているのだから、日本企業は不利だ。ドルもユーロも同じである。日銀も日本円を刷ればいいだけのこと。でも、やらない。なぜだろう。

国策ということでは、韓国政府は徹している。政府を挙げて映画産業に投資し、俳優を育て、韓流ドラマというソフトパワーで、東南アジアにあった嫌韓感情を打ち消した。日本だけではない。

90年代、東南アジア各国で、韓国企業の評判はすこぶる悪かった。ベトナムなどは後進国と見下し、現地従業員を酷使していた。結果、暴力を振るったからと、強制送還された女性支店長もいたくらいだ。だが、21世紀になって、韓国は大きく変わった。

先日のシンポジウムでも、韓国企業の取り組みが話題になった。ベトナムに進出する場合、社員に徹底的にベトナム語を学ばせるのだという。ベトナム語は広東語と同じくい難しいのに、である。未来を見据えた戦略だ。他方、経済力をバックに恵まれた条件で東南アジア諸国に進出した日本企業はこの韓国の努力に、どう立ち向かうのだろう。

韓国政府を挙げての戦略と企業努力。5年後、10年後には、日韓逆転しているかもしれない。注視すべきは、中国の台頭だけではない。

防災の日

朝9時、東京都の訓練の様子が中継されていたが、手ぬるい。こんなにモタモタしていて、大丈夫なのだろうか。 

それよりも、地下鉄が心配だ。線路の上で自動停止すれば、真っ暗で閉じ込められる。津波の可能性を考えれば、一刻も早く地上に出て、ビルの上に逃げ込みたいのに、駅員はどうやって動員するのだろう。このシミュレーションだけは徹底してほしい。

 311の後、私は防災グッズを持ち歩いていた。外で被災して、そのまま避難所へ送られるパタンを想定してのことだ。家では、大きなスーツケースに避難所で必要とされそうな物を詰めて、瓦礫の中からも取り出せるようにしていた。ところが、危ないと言われた6月が無難に過ぎたので、持ち歩くのもLEDライトと眼鏡と気が緩んでいた。

 再び9月危機説が囁かれる中、改めて気を引き締めねばならない。港区では津波の水が川を伝って上がってこないとも限らない。豪雨で灌水する可能性もある。よって、1週間篭城できる水と食料、カセットガスコンロが必要だ。今日はその点検に徹した。

 津波の場合は、建物の上に逃げればいい。だが、火事に備えてどうしたらいいか。もう少し研究してみる必要がある。