サルコジ敗北

フランスの大統領選、サルコジの敗北ですか。やはり世界は社会主義に向っているのかもしれません。ということは、オバマも再選される・・・。ロムニーが勝つとは考えにくい。これまでの世界システムが変わる過渡期にあるのでしょう。

日本国憲法誕生の経緯

昨日は憲法記念日。メディアでは昨日から憲法論議が盛んだが、まずは日本国憲法がどうやって誕生したかを知る必要がある。

その入り口として、『ワシントンハイツ:GHQが東京に刻んだ戦後』第6章「かくて女性たちの視線は」を読まれることをお勧めしたい。草案を書いたスタッフの紅一点、ベアテ・シロタさんへのインタビューを軸に、憲法草案に女性の権利を盛り込まれたドラマを書いている。おぼろげながら、そこから見えてくるものがあるはずだ。

天皇の扱いはマッカーサーが一方的に決めていたという。その裏の裏にどんなシナリオがあったかは誰も明らかにしていないが、GHQの現場スタッフがどういう使命を与えられ、どう動いたのか。その空気は十分に伝わるはずだ。日本の為政者たちと国際社会の温度差も読み取れると思う。日本の政治家が外交戦略をもてないのは、当時も現在も変わらないということだ。

占領軍の書いた憲法なんて、すぐに改正されると思っていたーー。憲法草案を書いたGHQスタッフの一人は、そう語っていた。それが60年以上も続いたのはなぜかを、一人一人が考えてみる価値はある。

「和久傳の森」植樹5周年祭

昨夜、京丹後市での「和久傳の森」植樹祭5周年より帰宅。あいにくの雨となったが、横国大名誉教授の宮脇昭先生に導かれて植えた苗が、7メートルに成長していたのを目の当たりにして、感無量である。

特に水遣りをしたわけでもない。その土地にあった樹木の苗を植えた結果だ。ニセモノは朽ち果て、本物は逆境に負けず生き延びる。宮脇理論が証明された格好だ。地震や暴風雨にさらされている昨今の人類も同じである。私たちが本物なら、必ず生き残る。自然への感謝の気持と防災意識をもてるかどうかにかかっている。

植樹の感動は、体験してみないとわからないもの。誘われたら、一度は体験されることをお薦めする。