誕生日、生あることに感謝

本日、ひとつ歳を重ねました。この日まで生あることに感謝です。

暖かいメッセージを送ってくださった皆様、ありがとうございました。

誕生会の前に東京での書の稽古に向かうべく、例によって、付け焼刃で夜中(「朝生」の途中)から墨をすり、紙を広げて、先生に見ていただくものを完成させた私です。上りは空いていると思った新幹線もスーツケース保持者と子ども連れで満杯。車内でネットにつなぐこともままならない状態でした。

京都での暮らしにもずいぶん慣れました。これまでは京の歳時記を追うのに必死でしたが、涼しくなったら、証言者へのインタビューに集中します。

宇治川の花火を垣間見る

宇治川の花火を一目見ようと宇治駅へ。京都では6月末だけでなく、7月末の八坂神社、8月には下鴨神社でも茅の輪をくぐり、夏越の祓をしたのに、やはり例年通り、花火を見ての厄落としをしないと安心できない私。

どこでどうやってみればいいのかわからず、宇治駅に行ってみることに。色々な方のブログを読むと駅周辺でも見られそうな気配。混雑を避けて途中からでかけ、最後まで見ないで引き上げてきた。川面の風を受けようとか、写真を撮ろうと思わなければ、駅界隈からでも十分観賞できる。そう、厄落としが目的ならば。

さて、これから仮眠して、墨をすり、書と向き合わなければ。

11時2分に黙祷

11時2分。68年前、長崎への原爆投下により命を落とした方々に、黙祷を捧げました。アメリカ大使のほか、今年はインド大使館からクリシュナ参事官も平和祈念式典に初参列しているようです。テレビが観られる人は、NHKにて式典の様子をご覧ください。

奈良で地震?

「秋尾さん、大丈夫?」と電話をもらった時、私は大阪のホテルロビーで打ち合わせ中。「奈良で震度7なんでしょ」。そういえば、警報鳴ったけど揺れていない。とりあえず、無事です。「だったら、よかった」。どうやら誤報だったらしいが、心配してくれる友人がいてくれることに感謝。ありがとう。

「京の七夕」の楽しみ方

七夕4★京の七夕、鴨川会場です。着物で行くと手かご提灯をもらえるというので出かけてみると、手に乗るほどの小さなかごで、肩透かしを食った私です。いわゆる提灯くらいの大きさなら、ベランダに置きたいと思ったのに、バッグにつけて楽しむのがせいぜい。しかも、4日しか持たないというので、スイッチを切って部屋に置いています。ここでも高齢者が大勢カメラを構え、浴衣姿女子や和服姿の私に其処彼処に立つよう注文をつけます。私のカメラも渡して撮ってもらいました。堀川

そのまま帰宅するつもりがタクシーの運転手さんと話すうち堀川会場へ行ってみることに。コースが規制されているため、こちらに選択権はなく、延々長い距離を北上するしかないのです。右のような光のアートを堪能できるものの、「人ごみ状態」で川沿いを北に移動するので、風を受けることもなく、汗ぐっしょりになってしまいました。こちらの会場には、洋服で出かけるほうが懸命です。

黙祷、そして事実を知ること

今朝8時15分。黙祷を捧げました。68年前の今日、そして、その後、犠牲になった人々に思いを馳せることが最低限の供養と考えます。欲を言えば、日本の誰もが太平洋戦争について事実を知ろうとすることが、本当の供養になるはずです。

空の近くでゲリラ豪雨

昨日は京都伊勢丹10階にてサルヴァトーレ窓際にて遅いランチをとっていた。、雪のような雨が降りだしたと思ったら、いきなり雷が鳴り出した。さっきまで山々まで見えていたのに、視界が真っ白。目の前の京都タワーでさえかすんでいる。空に近い分、激変の様子がリアルにわかった。

京都駅地下は少し浸水。夕方のニュースを見れば、市内では落雷、冠水、停電などの被害があった模様。

蝉しぐれの中、震度5

久しぶりの東京は涼しい。いつも以上に蝉の声が際立つ。やかましいくらいだ。京都の蝉はもう少し控えめだったようだが、思い出せない。鳥の囀りだけが記憶にある。街全体が祇園祭モードで聞き逃したのか、木々が多くないから蝉が少ないのか。蝉しぐれを通り越し、東京は朝から蝉がうるさい気がする。

昨日からそんなことを考えていたら、民放のBSで地震警報が出た。すぐに東京も揺れた。宮城北部で震度5。巷で8月は要注意と言われていたが、やはり警戒したほうがいいようだ。海や川の近くにお出かけの方、くれぐれもご注意ください。ライフジャケットは必携です。

河口洋一郎さん、紫綬褒章受章祝宴

昨日は、CGアーティストで東大教授の河口洋一郎さんが紫綬褒章ほかトリプル受章されたことをお祝いする会に出席するため東京へ。朝、着物を着てみたのだが、体調がすぐれず、びしっと着られなかったので、断念した。新幹線は冷房が効いているものの、やはり座り皺が気になったからだ。

東大本郷キャンパスに出向いたのは久しぶり。おそらく10年くらいのご無沙汰だ。派手なローソンができていたりと、キャンパスの激変ぶりに、びっくりである。第一、会場である山上会館がわからない。教授仕様の新しい建物らしい。道に迷って学生に尋ねれば、ほとんどが中国人で、通じないのに参った。日本語もいまひとつ、英語でも駄目。ここは、どこの国の大学だっけ? これが中国人がいないと経営が成り立たない日本の大学の現実なのだろうか。もっとも本当に優秀な学生はアメリカかイギリスに行くので、日本にいる学生が英語を話すとは限らない。結果、いかにも頭のよさそうな日本の男子学生に出会って、導いてもらうことができた。

会は2部構成。前半は教授陣で手堅く、後半は柔らかく。司会が姿月あさとさんとパティシエの鎧塚さん。スピーチのトップバッターは秋元康さんだった。いつものことながら、彼のスピーチは上手なのだが、どうやら私の中に対する朝ドラ効果は絶大で、檀上の秋元さんが「あまちゃん」のフトマキに見えてしまった。

二次会もキャンパス内の別の建物で開かれた。こちらは椿山荘が料理を作っているとのことで、大学関係のレストランとは思えず、かなり驚きだった。

 

 

 

雨の八朔、舞妓さんを追う

IMG_0178おめっとうさんどすIMG_0217八朔1今日は八朔。舞妓さん、芸妓さんが挨拶まわりをする日。「おめっとさんどす」という挨拶が響きます。

大雨の中、朝一で上八千代さんのお稽古場に向かえば、すでに黒山の高齢カメラマンたち。相当に慣れている風で、その場を取り仕切っているおじさま(名古屋弁だったりする)とかも存在しました。ほかに巽橋や一力茶屋など、どこへ行っても、カメラおじさんカメラおばさんでいっぱい。さながらアキバでAKB48を撮る男子がそのまま高齢化した光景。そう、舞妓・芸妓は、高齢者にとってのAKBなのです。

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DSCN0033挨拶まわりフレームインすればカメラマンが怒り狂うという噂通り、一力茶屋では花見小路の交通整理をする警官が怒鳴られることしばしば。いっそ2時間だけ通行止めにすればいいのに。あるいは、おまわりさんが和服になるのはどうかしらん。

最初はタクシーで乗り付ける上、レインコートで覆われ美しい着物は見えないまま。やがて小降りになり、蛇の目傘をさして、だらりの帯を持ち上げる姿に変わりました。泥が跳ねてしまいますものね。IMG_0282だらりの帯IMG_0310すそ模様IMG_0301一力さんへ