2018年3月 あの、清風荘へ鶴の帯で

IMG_8558 ■かつて西園寺公望の邸宅で、いまや京都大学の持ち物である清風荘。大学関係者しか使うことは許されない禁断の地でのお茶会に招かれました。
写真撮影は可能だが、ウェブにupすることは許されないので、入口のみ。
昭和期には、鶴が飼われていたというエピソードを読んで、この帯を締めて訪れたのです。鶴がいたであろうお庭は、小川治平の手によるもので、それはそれば素晴らしく、お見せできないのが本当に残念でございます。
 
 

2018年3月 ひいなの帯で桃花神事に参列

新暦で上巳の節句のこの日、上賀茂神社の桃花神事に参列した後、「ならの小川」で流しびな。直会に、草餅と桃の花を頂きました。(最初の写真、手元に注目)。
ひいなの帯で参列したのは今年が初めて。ターコイズの小紋を着ています。天満宮の後、急いで帯だけ換えたので、おひなさまの出方が下になっていまいました(昨年の写真は最後に掲載しています)。
P2010606P2010667神馬に人参を食べてもらい、その足で大田神社へ。IMG_8333
遷宮プロジェクト第二弾で、修復中の屋根を見学。
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2018年3月 梅の季節に、すっぽんを食す

IMG_8218京都に来て5年も経つのに、大市に行っていなかったなあと思い、東京からやってきた知人とともに訪れました。IMG_8223
すっぽんの丸鍋を頂くのは、20年ぶりでしょうか。つまりは、訪れるの2度目ということです。
こんなんだったかなあ、とお店のレイアウトに関する自分の記憶に自信なく、大衆食堂のような接客ぶりに淋しさを覚えつつ、20年の間に私の経験値もあがっているので、感激が薄れているのかもしれず。なんだかなあ。
外が明るいのは17時の席だから。19時と2回の入れ替え制。クリスマスイブの東京のレストランのよう。平日だったこともあり、17時席は男性客ばかりでした。
IMG_8243家に帰ってから効能を調べたところ、心臓と血管にもいいらしい。そうと知っていたら、もっと早く来たのにい。IMG_8237
この日の着物は、紬です。先月、浜作さんに着て行ったのは似た色ですが、色無地。紋を入れれば、格はあがり、お茶席にも着られます。
先月20日に開かれた杉本家住宅ブルーレイ完成披露シンポジウム(明日の京都主催)にも、この紬に刺繍帯を締めたところ、会場に来てくださっていたお姉さまたちのお褒めにあずかりました。前方の関係者席に座っていたのですが、この刺繍帯が気になって仕方なかったとのこと。京都で暮らすと、ときどきこういう会話が始まります。

神事参列に何を着るか

神事に参列する際、雨だとか、着物が間に合わないときには、必ず神職さんと同じ色の洋服に身を包みます。この日も、同じ色の狩衣のをお召しの方が役一名。

鳥居ユキ先生のニットJKの下は、特注のワンピース。藤色の同じデザインのサンプルがあり、まったく同じ形で。タイツ、靴の色をそろえれば、一体感が増します。