2017 年10月 雷神の帯で国宝展へ

 

今日終了の二期。金土は20時までだからと昨日18時過ぎに雨の中、出かけたら、館内はそれなりに混雑。雷神の帯ゆえ、風神とともに写真を撮りたいと行きずりの若いカップルにお願いしたところ、国宝の文字が下半分になっております(帯の皺は、この姿で天橋立からの特急に揺られたため)。コスプレ目線からか雷神の帯に二人とも過剰なほどに反応。あのカップルが今後、着物ファンになれば和服普及に一役買ったことになるはず。ふふふ・・・。

さて、一期はご招待の方のご相伴にあずかり、二期は、還暦祝に頂いた前売り券で入場。一期とほぼ同じなのですが、今期は、以前臨書した最澄の「久隔帖」と、曜変天目(龍光院天目)が目的。まずは1階の陶磁へ直行し、並ばず外側から拝見。その後、最澄と空海の書を見て、再び1階の列に並ぶ。
やっぱり違います。正面から底まで覗かないと、あの輝きを目にできないのです。しかし、感激もつかの間、早く進まないと叱られるので再び後ろへ。計3回並んで拝んで、時間切れとなりました。

展示の前で、某建築家ご夫妻、某書家(ご家族と一緒)に遭遇。曜変天目の求心力、おそるべし。