2014年1月 倭文の帯

倭文布2私の手持ちの帯で、もっとも軽い「倭文(しずり)」。これまで誉田屋さんのゴールドと書いてきたものは、倭文と呼ぶ古代織物であることを、いまごろ知ったのでした。倭文とは、梶の木や朝などで経縞や格子を織り出したもの。荒妙、しずおり、しずぬのと称ばれることもあります。私の締めている帯がゴールドでモダンな印象を与えるのは、箔が経に使われているためです。もちろん、お太鼓にリボンやチェーンを通していることもありますが。