2015年01月 雪の京都案内は、羽子板文に松竹梅の帯、アザラシ草履で

ご主人の実家から東京に帰る途中、京都に寄った友人夫婦を、上賀茂神社に案内しました。お正月定番、羽子板文に松竹梅の帯で。
初詣に上賀茂神社をお勧めする理由:この宝船をくぐると、無病息災が叶う、新年のみ本殿の前まで行ける、お神酒が振舞われる、などなど。もっとも重要なポイントは、神気が違うこと。別格なのです。いつもの立砂も、雪をかぶって真っ白。盛塩に見えてしまいますが、この先の松葉、左右それぞれ2本と3本。陰陽を表現しているのです。
私はといえば、彼女が京都に到着する前に、早朝の初卯神事に参列しました。正月最卯杖 IMG4516初の卯の日に、神前に卯杖を献じるのです。平安時代に邪気を祓った卯★松竹梅帯1-149x300杖とは、芯に桃、椿など2本を用い、山立花、石菖蒲、四手紙を挟んで、日蔭蔓を飾ったもの。上賀茂神社では、皇室のご安泰を祈願の後、宮中に献上しています。写真のは境内用で大きいですが、神棚の榊くらいのボリュームのを3千円で分けて頂けます。雪の桜門
雪の立て砂元旦と二日の雪が溶け出してカキ氷状態の道を着物で歩きまわり、疲れ果てました。が、雪国仕様のアザラシ草履が大活躍。IMG_4621草履2006年に会津でエンジン01オープンカレッジに参加した際、雪道に懲りて探した草履。その2年後くらいに手に入れたものの、まさか京都で役に立つとは。
お酒の強い夫婦は、お神酒としての樽酒をあおり(升とセット、私は金箔入りボトルを持ち帰り)、この後、大田神社、ランチをとって、蚕の社、下鴨神社、秘密の某所、締めは八坂神社。祇園で早めの夕食をとり、二人は10分遅れの新幹線で東京へと戻ったのでした。ロッカーで荷物を出してから。