2015年04月 鳥羽の藤、のち、都をどり 桜と菖蒲文の帯で

鳥羽の藤をカメラに収め、祇園の歌舞練場へ。IMG_7148 藤 鳥羽
ほぼ30度に近づきそうな気配。暑くて暑くて、白大島を着用。歌舞練場へは、花柄小紋にしようと思っていたのに、とても普通の袷は着られません。大島はひんやりして、こういうとIMG_7160 藤 鳥羽き便利です。
紫の藤が入っているのは中振り袖だし、20代のときに作ってもらった付け下げは単衣仕立てだし、だから帯締めとバッグを紫にした次第。でも、藤の帯がひとつあったほうがいいかも。歌舞練場で藤の染帯を締めている”お母さん”を見て、今後の課題とすることに。IMG_7203 都をどり
都をどりの総踊りの衣装は、青地に枝垂桜です。だから、自分も桜を纏いたくなるものですが、今年は琳派四百年。都をどりも「花都琳派染模様」ということで、今年の帯はカキツバタと桜のコンビ(昨年は紫地枝垂桜)、襦袢は光琳梅にしています。
上賀茂神社で始まり、平野神社で終わった今年。途中の演目に土蜘蛛があるので、得意の蜘蛛の巣オンパレードもよかったのですが。蜘蛛の巣文の八掛をつけた着物(2014年2月3月参照)は紬で暑いし、黒地に銀で蜘蛛の巣を描いてもらった襦袢も見た目が暑苦しいし、さりとて、いきなり蜘蛛の巣文・絽の襦袢は早すぎるし。今年は藤鑑賞と掛け持ちだったから、これがベストでした。午前中は資料館でコピー取りだったことを思えば。
今年は一人で2階最前列で見ました。都をどりは、全体が見られる2階席がお勧めです。もっとも私は描写のため確認したくて、その席を選んだのでしたが。