2016年12月 熊谷好博子の振袖@明治の洋館


楽楽荘での月釜は、昨年の鹿鳴館茶会についで、バロック茶会。昨年は貸衣装を借りて明治の女性になりきりましたが、今年は本振袖にしてみました。昨年の様子に興味のある方は、右上のcollectionをクリックしてみてください。写真が出てきます。
振袖は日本画家の熊谷好博子が描いたもの。白とオレンジのカトレアが中心です。作曲家の三枝成彰さんの受勲を祝う会@三井倶楽部以来、2度目です。帯も初お目見え。丸帯ですので、自分で結ぶのは難儀。今回は着付けをお願いしたので、身にまとうことが可能になりました。色使いがクリスマス風だったこともあり・・・。黄色い襦袢と、橙色の草履とのハーモニーも嬉しいのです。各々、紫織庵製、祇園「ない藤」製。
昨年の鹿鳴館茶会では和服人が7名もいらしたのに、今年は私一人。ドレスの裾捌きも難しいけれど、本振袖も大変。すぐに裾が地についてしまうのですから。でも、画家の作品だから、袖が詰められるようにできておりません。せめて中振袖にできると頻繁に着られるのですが。拝見している床は四線譜のグレゴリアンチャントでした。