またまた残念なこと

一昨日は久しぶりに東京で穏やかな日曜日を迎えた。あちらこちらの神社で結婚式が執り行われ、新郎新婦そして親族による写真撮影に忙しそうだった。結婚式は神社の重要な収入源。占領期、GHQの神道指令によって、神社は政府の手を離れ、自分たちによる経営を強いられてきた。

某神社では、神殿前で親族の写真撮影が行われ、賽銭箱が脇に置かれていた。つまり、参拝客は新郎新婦と親族に向かって拝まねばならない。祝福したい気持ちはあるが、ご神体の前に立ちはだかれるのには抵抗がある。しばし境内を散歩して待つことにした。

残念なのは、撮影の後である。せっかく皆が手を合わせているのに、ドタバタ音を立てて片付けるスタッフの神経はいかがなものか。都会の喧騒の中、神社にいるときくらい静かで厳かな気持ちでいたいのに、参拝者の思いが理解されず、残念でならない。

そして昨夜はエンジン01教育委員会。鹿児島産牛肉の店が会場だった。私のテーブルでは山本益弘さんが焼いてくださり、数十倍にも美味しく頂戴できた。「山本先生にそんなことをしていただいては」と誰もが焼こうと試みるが、いやいや、下手に誰かが焼いたものを食するのは、益弘さんとて嬉しくはない。こういうときは、素直にお任せして、幸せになるのが一番である。

教育の話といえば、ゲストスピーカーとして来てくれた文部科学省の人たちと議論白熱。大いにに盛り上がってしまった。一人一人はこんなに熱心に子どもたちの未来を考えているのに、それが生かされない日本の現状は、やはり悲しくて残念である。