大震災から3ヶ月、いま地球で起きていること

東日本大震災から3ヶ月が過ぎた。

地球上での天変地異は、東北だけで終わらない。日本にもまた、やってくる。それが地震なのか、火山噴火なのか、地盤沈下なのか。浸水だけで済むのか。

 だから、原発は止める方向で考えるべきなのだ。そういうと、私が後ろ向きだと批判する人がいる。彼らは、震災以前の日本(=経済活動)に戻れると考えているのだ。だが、それは間違っている。 彼らは自然をなめているのだと私は思う。

震災は地球からのメッセージなのだ。これまでの人類のありようは通用しなくなることを、私たちは自覚すべきである。太陽との関係で地殻変動が起き始めた以上、地上で生かされてきた人間は、同じ営みを続けることは不可能なのだ。自然災害は世界中に降りかかり、世界地図が変わろうとしている。これまでと同じ経済活動は維持できなくなる。

 そのことをいち早く気づいた国が勝ちなのである。最悪の事態を想定して戦略を変える企業が存続できるのである。ドイツは賢い。イタリアの国民投票の結果も気になる。とにかく発想を転換しないかぎり、生き残れない時代がやってきたということだ。

個人レベルでは、私が3月以降積み上げてきた防災対策を、今後、少しずつご紹介したい。そう思っていたら、あとがきの初校が届いてしまった。