大江幸若舞の瀬高へ3

予想通り、青空が広がっている。文献資料のコピーは昨日終えたので、今日は10時過ぎの列車に乗り、舞台の開演前着を目指す。

少し朝寝坊。夜中に温泉に入っておいて正解だった。取材のホテルは立派である必要はなく、まずは新しいこと、できれば温泉がついていることが私の条件である。どんなランクが上でも、古ければカーペットに匂いが染み付いている。最近の地方都市では、新築のビジネスホテルには、小さいながらも空気清浄機つきの部屋を完備、プラス温泉がついている。今回もそうしたホテルをみつけて予約した。中州の近くに泊まれというアドバイスを無視して。

幸若舞については、次回策に書くので、ここでは記さないが、信長がこよなく愛した曲舞だとだけ記しておく。人間50年・・・の敦盛は能ではなく、幸若舞なのである。それを蘇らせて今日、上演された。毎年雪が舞う奉納舞の日に晴れたのは、信長の霊のなせる業だったかもしれない。