秋陽射し

陽射しの強さにメゲて先延ばしにしていたが、15時前に銀行の窓口に駆け込む。炎天下の渋谷は肌に厳しい。 

青いリボンのセーラー服姿が目立った。東京女学館も新学期が始まったのだろう。バスの定期売り場に列が出来ていた。

午後4時過ぎ。スクランブル交差点で空を見上げると、空高く、鱗雲が広がっていた。すっかり秋の空模様なのに、太陽光線が肌を射す。 

「もう、いいよ」と言いたい気持ちでいっぱいなのに、「もう、いいかい」と聞いてくれない秋陽射しである。