4月13日 植草さん逮捕?

 ワシントンでは朝9時からフジテレビのニュースが放送される。それによると、エコノミストの植草さんが覗きで捕まったという。本当だろうか。

 電車の中で鏡を使って女子高生のスカートの中を見ていたそうな。それを神奈川県警にマークされていての現行犯逮捕?これだけテレビに出ているのだから自重できなかったのかなあ。

 竹中改革を真っ向から批判し、しかも冷静な語り口で話す彼は、説得力があるコメンテーターであるとして、結構、私のまわりにはファンが多かったのだ。そのファンの一人からのメールには、「木村剛さん、さぞお喜びでしょう」と書かれていた。

 野党がだらしない日本では、こういうコメンテーターは貴重なのだ。常に政策を批判できる人物がメディアの中に数人存在し続けなければいけない。なのに、こんなことで消えさってしまうのは、実にもったいない。

 先日、たしか「スーフリ」という名前だったと思うが、例のレイプ事件について台湾の留学生から根掘り葉掘り聞かれて困った。彼女は1年間、交換留学で日本にいたという。なぜ、早稲田のような立派な大学に通う男子学生がそんなことをするのか理解できないから説明してくれというのだ。

 同じ早稲田で今度は教授? またこの件について質問されたらどうしよう。外国にいるときに、こういうのが一番困る。総括して説明が求められるからだ。外国人からみれば、たしかに日本人、あるいは日本社会を全体化して考えたくなるのもわかるけれど・・・。

 しかし、もっとショックだったのは、38歳の男友達からのメールだった。

「酒の席では植草さんの話で持ちきりで、その中に彼の気持が分かるという奴がいてさ。彼が特別なんじゃなくて、やっぱ、いまの日本って本当にそういう男が多いんだろなあって思い知らされたよ」

尊敬できない大人ばかりの日本社会って、本当に不幸だとつくづく思う。