神幸祭

IMG_5134祇園祭。実は山鉾巡行は、八坂神社の神さまが御神輿に乗って旅に出る場所の露払いなのです。

神宝を持った宮本組に続いて、3基の神輿が繰り出します。

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2014年7月 上布に博多帯@後祭宵宵宵山

IMG_5557母が亡くなったとき、父の混乱を受け止めることと家事、あふれるほど物のあった実家での物母の遺品整理が、大学院に通い始めた私に圧し掛かった大きな仕事でした。父も弟も協力してくれない中、物の価値を見極め、母の思い入れを察しつつの遺品整理、正直、難しかったです。
押入れの中にあったガンガンは、手入れがなされないまま母の若い頃の着物が詰まっていました。よくわからないので、箱ごと祖母のところに送ってみると、この着物が「上布」とわかりました。
こんなに面白い柄なのに大きな茶色の染みがあり、東京の呉服屋には突っ返された着物。あきらめきれず、京都で落とせる職人さんを探しました。結果、今年初お目見えです。
その辺の帯ではしっくり来ないので、博多帯を載せてみました。
後祭の橋弁慶山の搔き初めを見た後、黒主山の前で撮影。

2014年7月 絹芭蕉@祇園祭神幸祭

IMG_5332★IMG_5167★ お稚児さんと強力 
山鉾巡行は露払いのようなもの。八坂神社のお祭りとしては、神幸祭が本番。神輿に遷された神さまが、街をまわり、御旅所に落ち着かれるのです。
神輿を先導するお稚児さんは、長刀鉾とは別。八坂神社を出た後、有名な御茶屋「一力」さんで休憩し、強力(ごうりき)さんに抱えられて馬に乗りま宮本組す。神さまは地に足をつけてはいけないからです。
神輿は3基。掲載したのは、祇園花見小路をゆく西御座です。
午前中の山鉾巡行は浴衣で通し、夕方は、絹芭蕉に着替えました。

伊勢神宮奉納全国花火大会

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ごめんなさい。昨夜、ちょっと浮気しました。

祇園祭の京都を離れ、伊勢で花火を観て来たのです(蘇民将来つながりだから、許されうる浮気と解釈しつつ・・・)。

14時50分の近鉄に乗ってからは雨が降っていたものの、「伊勢神宮奉納だから、きっと本番は晴れるはず」と予想したとおり、浄化された空気の中で、すばらしい花火の競演ーー。

いままで観た花火は何だったの?というくらいの感動でした。それもそのはず、全国各地から選抜された実力ある花火師たちが、自分の力を最大限に発揮する、日本三大競技花火大会のひとつなのです。

しかも、川向こうで打ち上げられた花火を最前列で観たので、ものすごい迫力。音が違う。大きさが違う。光の迫り方が違う。弾丸のようなスターマインにも、びっくり。

花火撮影の心得を勉強せずに出かけたので、私の写真はいまひとつ(マニアたちは三脚に載せて撮影していました)。それより、下から突き上げてくるような音とともに自分のからだに刻むほうが価値ある花火でした。

渋滞ぶりが読めず、車を断念した私たち。21時半の近鉄の乗るため中座したのが心残りでしたが、それでも大大大満足。祇園祭の興奮のさなか、さらに感動するのだから、いかほどかお分かり頂けましょう。

誘ってくれた京都の友人に感謝です。ありがとう!

2014 年7月 おもだか文の浴衣@宵山日和神楽と前祭山鉾巡行

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宵山。夕方は上布を着ていましたが、汗だくになったので、深夜の日和神楽には、浴衣に着替えて繰り出しました。翌日の巡行の無事を祈り、長刀鉾は八坂神社を出て、祇園の路地を回ります。
綿の浴衣は暑いと感じて上布の着物を選んで着ていましたが、やはり1枚少ない分、浴衣のほうが涼しいと感じた今宵。理由は、この紫織庵さんの浴衣は綿絽で、目が詰まっていないからでしょIMG_3710うね。帯は若いころに買っていた付け帯。楽させてもらいました。

注連縄切の瞬間@祇園祭前祭

IMG_3981★注連縄 瞬間 昨日は祇園祭前祭。朝は山鉾巡行、夜は神幸祭(神宝奉持列と神輿)を追いかけて、ぐったりしてしまった私です。

今年はなんとしても注連縄切を見ようと、朝8時から場所取り。おかげで、斉竹(いみたけ)に注連縄を張る様子もしっかり観察できました。ここから東は神域。結界(=注連縄)を切ることで、神さまに巡行開始を告げるのです。

お稚児さんが初めて太刀を握った稽古の様子をも拝見していたので、本番は私までハラハラどきどき。見事に断ち切った直後は、思わずカメラを放して、拍手してしまいました。

2014年7月 菖蒲文越後縮@前祭宵山

縮 あやめ
この越後縮は、祖母が亡くなったとき、祖母の家の押入れから出てきたもの。いかにも母の娘時代に着せていた風なのですが、ブリキのガンガンの中に入れられ、もう長いこと手入れされていなかったと思われます。
発見したのが叔父たちと遺品整理をした9年前。一目で着たいと興奮したものの、茶色の大きな染みがあり、断念。東京の呉服屋さんを通して手入れに出したら、NGを出されたからです。
今年、京都で染み抜きに成功。初お目見えです。帯は祖母の夏帯。焼けが気になったので、裏を表に持ってきています。帯締めは昨年、セールで手に入れたもの。色が合います。
祇園祭の魅力はセール。和装小物や麻暖簾など。東京にいたころは、たくさん買って、宅配便で送っていました。

2014年7月 絹芭蕉に雪華文の帯@宵宵山

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晴れたら晴れたで、陽射しが強くて暑くて、人がいっぱい。先日の絹芭蕉の透け感を生かし、雪華の帯を乗せてみる。本人は暑いけど、端から見ると、涼しげだ。
これを着て、取材して歩く。夜には、汗ぐっしょり。中は洗えるシルク襦袢なので、助かる。
明日も晴れそう。やはり汗をかいた肌にシルクはべったりついてしまうので、上布にしようかな、と思う今宵。

2014年7月 菊水鉾へ上布に流水の帯@宵宵宵山

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夜遅くに友人と夕食をとる約束だったので、帰宅して着替え、菊水鉾のお茶席へ。初めてなれど、できれば裏千家のお席(日曜日まで)に。都をどりのお茶席のような流れでした。
越後上布に流水の帯。写真を撮り忘れ、昨年のものを掲載します。