2017年4月 修学院離宮、四君子苑へ 鳥の帯で

桂離宮、修学院離宮、仙洞御所。ルールが変わって、日本人の私たちも見学が自由になりました。当日並んで整理券を手に入れれば、数時間後には見学が可能となります。

先日の桂離宮は並んで入ったのですが、今回の修学院離宮は、事前申し込みした方に便乗して、見学させていただきました
芽吹きの離宮に、何がふさわしいか検討がつかず、この装いにしたのですが、鳥の帯は大正解でした。
そのあとは特別公開の四君子苑へ。数寄屋造りの四君子苑は、北村謹次郎氏の元自宅。修学院離宮の美しい景色に負けない感動を得られます。正客に大文字を見せるよう設計された茶室。角に柱のない窓は開放的で、薄紅色の枝垂れが残る中庭を眺められる書斎のデスクに腰かけながら、ここで執筆できたら、さぞや大物の作家になれるに違いないと、つかの間至福の時間を頂きました。
建物は、吉田五十八氏によるもの。前歌舞伎座を手掛けた数寄屋建築の大家です。写真撮影禁止でご紹介できないのが残念ですが、隣の北村美術館のエントランスでは許可されましたので、掲載します。こちらは建築家・富家宏泰さんによる作品。ガラスが屏風のようになっているのが面白い。その写真は後ほど追加します。
写真は中野貴広さん。