2014年7月 上布に博多帯@後祭宵宵宵山

IMG_5557母が亡くなったとき、父の混乱を受け止めることと家事、あふれるほど物のあった実家での物母の遺品整理が、大学院に通い始めた私に圧し掛かった大きな仕事でした。父も弟も協力してくれない中、物の価値を見極め、母の思い入れを察しつつの遺品整理、正直、難しかったです。
押入れの中にあったガンガンは、手入れがなされないまま母の若い頃の着物が詰まっていました。よくわからないので、箱ごと祖母のところに送ってみると、この着物が「上布」とわかりました。
こんなに面白い柄なのに大きな茶色の染みがあり、東京の呉服屋には突っ返された着物。あきらめきれず、京都で落とせる職人さんを探しました。結果、今年初お目見えです。
その辺の帯ではしっくり来ないので、博多帯を載せてみました。
後祭の橋弁慶山の搔き初めを見た後、黒主山の前で撮影。