レーニン像を倒した女たち

秋尾 沙戸子著
1993年サイマル出版会刊/1553円/ソフトカバー/246頁
ISBN4-377-20985-X

  • 目 次
  • 無力でない女たちがいた――まえがきにかえて
  • 1 政治犯として闘った女――ルーマニア
  •   (秘密警察に幽閉されながら電波にのせた良心の叫び)
    • ドミノの逆流
    • 孤立無援
    • 秘密警察
    • 新しい疑惑
  • 2 革命のシンボルといわれた女――チェコスロバキア
  •   (禁じられた抵抗の歌「マルタの祈り」が革命に広場に響く春)
    • スター誕生
    • 夢の終わりに
    • 一輪の花
    • 仮面を捨てて
  • 3 祖国を喪失した女――東ドイツ
  •   (国際結婚、亡命の決意、そして壁崩壊の後に)
    • 亡命前夜
    • パンドラの箱が開く
    • パレスチナの黒い瞳
    • 国境を渡る風
  • 4 クーデターの中の外相夫人――旧ソ連
  •   (父を処刑された心の傷、夫シェワルナゼに悪夢再び)
    • 逮捕の靴音
    • グルジアの騎士
  • 5 インターガール――旧ソ連
  •   (からだを資本に生きた女が祖国を見つめなおす時)
    • 首都を夢見て
    • 祖国のざわめき