突発性難聴体験

ロック歌手の大友康平さんが突発性難聴になったというニュースを受けて。

私自身、突発性難聴をわずらった経験が2回ある。最初は1989年。突発性難聴という言葉さえ存在しなかった。日赤病院の耳鼻科に駆け込み、ウィルス性かもしれないと、あれこれ検査を受け、液体を耳に入れて、金属の棒を通して電気を流したようだった。

対処が早かったので聴力は回復。そのころ、同じ症状の人々が何人も日赤病院を訪れていたが、原因不明のまま同様の治療を施していたらしい。しばらいくして、過労死がニュースになり、それは突発性難聴と名づけられた。

「私の弟は片方の耳が聞こえなくなったのよ。60過ぎると危ないの」と行きずりの人に聞かされた。だが年齢に関係ない。一度落ちた聴力が戻らないからだ。しかし、すぐに病院に行けば治る。数年後にもう一度体験したが、すぐに回復した。

普通の日常生活で突然、耳に水が入ったような感じ、エレベータで耳がツンときたような感じがしたら、すぐに病院へ行くこと。手遅れになる前に、ぜひ。