311から9年、まもなく14時46分

東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。

あのとき、東京のマンション7階にいた私は恐怖心でいっぱいでした。いったい地球に何が起きているのか。人類は、これまでの延長でいられるのか。おそらく地球が違うフェイズに入った。本来の姿に戻ろうとしている。そこで生かされている私たちに、昨日と同じ明日は来ないかもしれない――。来る日も来る日も、津波の映像を見て涙を流しながら、私はそう結論づけたのでした。

けれども9年間、自然災害は思ったほどひどくなく、多くの人々は東京五輪を前に浮かれて過ごし、あの恐怖を忘れてしまったようです。そこへ、今回の新型コロナウィルス蔓延。いよいよ人類の危機。舐めてはいけません。「経済より命」。人類の価値観を180度変える大きな分岐点となるでしょう。

目に見えないものに感謝を捧げる京都暮らしは、そんな私の気づきを確信に変えてく入れました。「蘇民将来之子孫也」。疫病退散の祇園祭原点に立ち返って、謙虚に生きねば・・・。合掌。

追伸 実は祖母の命日でもあります。母は1月17日。個人的にも供養に忙しい日々。