九州の隠れ宮へ 龍の帯を締めて

かつてエンジン01のオープンカレッジが延岡で開催された折、高千穂を訪れているのだが、ある人には、こう忠告されていた。大勢の人々が押し寄せて荒らされ、高千穂は既に祓いの力は弱まっている。さらに奥にある、日の宮への参拝を勧める、と。

あれから5年、ようやく実現した。本州の人間にとっては、果てしなく遠い場所である。なのに、この日も訪れる人は少なくなく、勧められた5年前より気が乱れつつあるかもしれない。しかし、古代からの神々にご挨拶できたことが嬉しい。感謝を伝えられたことで幸せな気持ちになった。

買ってから、ずっと眠っていた龍と宝尽くしの帯を締めてみた。暑くて暑くて着物は単衣。