2012年6月 芥子の花

ポピー@ソファ1洋服でもポピー柄を選んでしまう私。母の遺品にも、ポピーはたくさんありました。こういうところで、DNAの強さを痛感します。興味のある方は、右上のcollectionのワードローブをクリックして、覗いてみてくださいね。
この単衣の着物は母の形見ではありません。5年ほど前に「かわの屋」さんで一目ぼれ。6万円くらいだったと思います。
でも、帯が難しいんです。茶か緑で涼しげなものに合わせようと箪笥に入れたまま眠らせていました。でも一昨年、ついに「みとも」さんのセールでこの帯を見たとき、鮮やかなポピーが頭に浮かんだのです。実物は、もっとゴールドやブロンズが光っています。
ずーっと原稿+校正で引きこもっていた反動もあり、メニコンプレゼンツ「本能寺が燃える」@セルリアンタワー能楽堂に、この着物を着てでかけました。本当は、もう少しシックな着物がふさわしく、この色使いはパーティ向きなのですが、単衣が着られる季節はあと1週間。秋に着るわけにもゆかず、これを逃せば、来年の6月まで待たねばなりません。派手と知りつつ着用した次第。帯留は翡翠の龍。今年の干支にあわせました。