上御霊神社

永く工事が続いていた上御霊神社。西門の修復工事も完成して、お祝いする式典へ。少しだけ奉賛にご協力しているのと、裏千家鵬雲斎大宗匠千玄室氏がお献茶をされることもあり、土砂降りの中、向かったのだった。

表千家、裏千家、武者小路千家と三千家の氏神様である上御霊神社。工事費用の奉賛会会長が千玄室氏である。大宗匠がお献茶をされるのは、自然のことであった。お隣には、家元夫人が座られていた。8世紀、桓武天皇が平安京の守り神として崇道天皇(早良親王)の御神霊を祀ったことを起源とし、京都御所北部にある上御霊神社は京都御苑に家を構えていた家々で祀られていた神さまを引き取って、お祀りされているのだ。宮家ご出身の婦人が列席されるのも、自然の流れ。

大宗匠のお点前を拝見するのは何年ぶりだろうか。NOBLESSEでインタビューする前に、靖国神社でのお献茶式を拝見したのが最初。今回が二度目になる。

特攻隊に入れられ、陣中茶箱でお茶を点てて多くの仲間を送り出した大宗匠。靖国神社でのお献茶では、華麗なお点前の中に、そうしたお仲間への思いがこめられていたようにお見受けした。今回は趣旨が違うとはいえ、十七年の時を経て、さらに優雅さが加わって、本当に美しい裁きだった。雨に打たれながら、真横から百歳のお点前を拝見できたことは最高にラッキーだった。

新しくなった西門の潜り初め式を経て、直会の御神酒とお菓子を頂戴し、神明舎でランチ。参道入口にあう山崎パンで、できたてのパンが買える。これが結構美味。のち、溜まっている仕事のために、家路を急いだ。