真珠湾攻撃から70年

アメリカ時間では、真珠湾攻撃は12月7日日曜日だった。

もしも年末年始をハワイで過ごされる方がいたら、ぜひパールハーバーに行かれることをお勧めしたい。

そこにはアリゾナ号の残骸が海中に残り、その上に建てられた白亜の慰霊塔がある。「リメンバー、パールハーバー」と刷り込まれて70年。アメリカ本土のアメリカ人が訪れる。日本人は滅多に来ないのだという。

ついでに降伏調印を行ったミズーリ号も停泊しているので、そちらも見学されるといい。これについては『ワシントンハイツ』第三章を参照されたい。

日米開戦によって、在米日本人が窮地に立たされることになるのだが、目下の私の最大の関心事は、ルーズベルト大統領が日系人を強制収容所に入れることに、どれほど積極的だったかという点である。陸軍などに押し切られたう説が多い一方で、日本人への偏見があったという説も存在するからだ。

歴史を書いているとつい、本当のところはどうだったのと、ルーズベルトの魂に訊ける霊力がほしくなる私である。

電力に頼らない過ごし方

節電でビルの中も涼しいだろうと思いきや、テレビ局も図書館も、いずこも暖かすぎて、びっくりする。もう少し温度を下げてくれないかな。外に出たときの寒さが倍増してしまう。それに、節電はもういいのでしたっけ。

家ではできるだけ暖房をつけないようにしている。起きてすぐ、鍋に水を入れて火にかける。水蒸気で部屋が暖まる上、乾燥から肌を守ることができるからだ。

書斎ではデスクが窓際にあるので、寝袋が大活躍。下半身をその中に入れてコンピュータに向かう。よく言えば人魚、あるいは半身みのむしといったところか。

だが、これがとてもいいのである。ひざ掛けをかけたところで、足首は冷えるし、ふくらはぎの側から冷気がくる。四方八方ダウンに足が包まれれば、頭寒足熱、原稿もはかどるというわけだ。

とはいえ、そろそろガスファンヒーターの準備がいるかもしれない。エアコンは乾燥する上に風があたるので好きではない。プラズマクラスターの加湿機能つき空気清浄機をつけても、いまひとつ。こういうとき、やっぱり床暖房がほしくなる。

節電から離れるが、寒くなると、つい水を飲む量が減ってしまうという問題がある。夏は水でデトックスに成功。体重を3キロ落として喜んでいた。ところが、ここへ来て、0.5キロ増えている。脳が疲れてチョコを食べたり、夜中に何かつまんだり、引篭もり執筆者として太る要素をあげればきりがない。ブルーベリー黒酢は、暑くなければ飲む気になれず、何か冬場のデトックス対策を考えなければいけない。

『ワシントンハイツ』@松丸本舗

丸善丸の内店の松丸本舗に、『ワシントンハイツ』が並んでいるというので、昨日、編集者が写真を撮って送ってくれました。

女優の杏さんが推薦してくださっています。ラジオでも取り上げてくださり、感謝感激です。お目にかかるチャンスあれば、お礼を申し上げたいのですが、まずはブログ上で。

杏さん、ありがとうございます!

若い方々にぜひ東京の歴史、いえ戦後日本の原点を知って欲しいので、杏さん世代が読んでくださると、とても嬉しいです。

丸の内にお越しの際は、ぜひ覗いてみてくださいね。私も参ります。

会津エンジン06

会津エンジン06を終えて、東京に。会津との縁は長いが、今回は講師全員、交通費も宿泊費も自腹を切っての参加だった。

1)安全の世界最先端技術。志村史夫さん、今川憲英さんと。

2)野田内閣は日本を復興できるか。佐藤正明さん、船曳建夫さん、菅家前会津市長と。8月まで市長の座にあった菅家さんの話は、国との関係を浮き彫りにして興味深かった。

夜は地元の方々との食事会「夜楽」。講座の話もさることながら、夜、地元の人々と話ができて、震災から8ヶ月の難しさを痛感した。会津は被災者を受け入れる側。いろいろ本音が聞けて、良かった。彼らが疲弊しないように政府は未来像を明確に示すべきだと思うのだが、これについては、後に考えをまとめて記したいと思う。

こんな形でしか恩返しができないけれど、会津に行くとほっとできる。

郡山へ向かうバスの中で太く大きな虹を見た。七色がくっきり・・・。

耳のしびれ経過報告、なぜかコレステロール

金曜日の夕方、耳のむわっとした感じがひどくなったので、夜まで開いている耳鼻科にかけこんで診てもらう。聴力には異常がなく、外耳道の軽い炎症が原因かもいしれないと、抗生剤の点耳薬を処方してもらって帰る。指摘された患部と、しびれを感じる箇所が違いすぎて、耳の感覚は不思議だ。外耳道に意識を持っていけば、なるほど、そのあたりが痛くてジンジンしていたのだと思えてきた。

それよりショックだったのは、午後に聞かされた健診結果のほうである。コレステロール値が高いのだという。昨年までパーフェクトだったのに、なんでやねん。

説明をしてくれた先生がきく。バターは? お肉は? たまごの黄身は?・

バターは直接口にせず、お肉は鶏が中心で、牛を食べることは少ない私。なにより、大震災以降、放射能への警戒から、昆布と納豆を中心の食生活。外食のときのみ、肉類たまご類を頂いているのに。

では、運動はどうですか?

そういえば、今年は昨年ほどには歩いていない。駅からも図書館からも30分歩くのが当たり前だったのに、こちらも放射能と炎暑を避けて、外を歩くことがほとんどなかった。うーん、放射能とコレステロールのどっちが怖いか。まだ寒くないうちは、意図して歩こう。

と思っていたら、広島県北部で震度5の地震。昨日の茨城での震度5を思うと、やっぱり歩くのに臆病になりそうな私である。

ブータン国王夫妻の品格

皆が騒ぐことにはつい冷めてしまう天邪鬼の私だが、ブータン国王ご夫妻だけは別。お二人のお姿に、久々心洗われた。

福島を訪れた国王の、子どもたちへのメッセージも興味深い。

【龍は一人一人の心の中にいる。その人の「経験」を食べて成長する。だから、私たちは龍を大きく強くするよう自分でコントロールして生きなければいけない】。

子どもたちが311以降受けた言葉の中で、最も格調高かったのではないか。意味がわからずとも、お二人の品格ある立ち居振る舞いに何かを感じとったはず。

そういえば、ブータンの国旗の真ん中には「龍」がいる。来年は壬辰歳。龍の国の国王が日本を選んでくれたのも運命かもしれない。感謝感謝である。

元旦に我が家に届く年賀状に、ブータンの国旗を印刷した葉書きが一枚くらいありそうな予感・・・。

耳のその後

歯科医に電話で尋ねたら、額関節症の可能性は少ないという。昨日、以前より予約が入れてあった整体院に行ってみたが、特に異常はない。やはり耳鼻科に行くしかない。明日は区の健診の結果が出るので、あわせて耳鼻科を覗いてみるしかないか。

原稿を書きたいので、病院で待つ時間がもったいないのだが。

薬膳と高麗人参ジュース

鼻がおかしいのでアロマオイルを吸うようにしていた。続いて気管支がくすぐったくなり、咳が出始めた。いよいよ私の体内にウィルスが上陸か。負けてなるものか。

折りしも昨日は薬膳ランチ。高麗人参ジュースで元気になれるかもしれない。結果、今日は咳が止まっている。精神的に暗示にかかっただけかもしれないが、高麗人参ジュースを飲むと、手足が暖かくなることは確かである。

耳がしびれる

左の耳がしびれること3週間。耳の奥ではない。入り口の耳の表面のあたり。くすぐったいやら、じわっとするやら。最初は髪の毛先があたっているのかとおもったが、正座をして足がしびれたときに似ている。ずっとではないが、1日に数回、手の親指がしびれたときは頚椎が原因だった。
原稿がうまく書けないとつい、かみ締める癖がある。『ワシントンハイツ』を書いていたときも、額関節症になって大変だった。次回作を執筆中の今回もすでに、その兆候は出ている。それも影響しているのかもしれない。
週明けから、歯科、耳鼻科、整体院をさぐってみなければ。でも、今日の山梨での講演の間はおさまってくれていて、ほっとした。

11月9日にアメリカで起こること

来る11月9日に、アメリカで国家緊急警報システム(EAS)の初の全国テストが行​​われるという。テレビやラジオなどすべての通信が3分間停止。シャットダウンとなるらしい。

さすがシミュレーションの国、などと単純に感心してもいいものか。予行練習には意味があるはずだ。たとえば、NYのオキュパイ・デモが全米に広がり、暴動鎮圧のために非常事態宣言。「セキュリティビジネス」の時代へとつながるのかもしれない。

現在、日系アメリカ人が強制収容所に送り込まれるところを執筆している私としては、どうしてもこれが他人事には思えないのである。

しかも、この日は宇宙の動きからNASAが何やら警告している日でもあり、22年前の1989年11月9日は、ベルリンの壁が崩壊した日。この日付が偶然であることを祈るばかり。