2019年10月 ハロウィンの帯で、吉田塾とkiwakotoへ

吉田塾の後、kiwakotoへ。

昨年、私のところに舞い込んだハロウィンの帯。11月後半から締め始めます。北観音山の吉田邸で更紗の講座には、更紗ものが相応しいと思いつつ、季節もののカボチャで。

その後、友人が茶箱でお茶を点てるというので、kiwakotoのショールームへ。kiwakotoは、日本の伝統工芸を車内にという発想で展開している京都のディーラーさん。バックミラーやシートに漆の技術が。独自に茶箱も開発されているのです。ドライブの先で野点? そんなリッチな人とお友達になりたいです。だって、この茶箱セット、百万円もするのですから。半分は釜の値段なのですが。

 

2019年10月 正倉院展内覧会へ、鳳凰の帯で

正倉院展、今年は内覧会でじっくりと。Sさんに感謝。ありがとうございます。

毎年、奈良に来てから思うのです。龍村のような仰々しい袋帯ではなく、正倉院展にふさわしい名古屋帯を捜さねば、と。今回は、誉田屋製螺鈿の袋帯も候補でしたが、天皇即位を記念して、鳳凰の帯を締めました。色使いも含め、歌舞伎座ロビー絨毯の鳳凰と酷似しています。歌舞伎座を訪れたら確認してみてね。

赤い鞄は、友人がインドの職人さんを助けるために始めたプロジェクトの産物。中はインド更紗です。大きさが調整できるのもうれしい。雨が止んだので、会場の外では雨具を入れています。

外に出ると、木々の梢が色づいていました。奈良は近畿で最も紅葉が早いのだとか。会場を出て、閉門前の春日大社で参拝した後は鰻を、白焼きとダブルで堪能しました。ご一緒してくださったFさん、ありがとう。

 

2019年10月 ご即位のご大典 午後は上御霊神社へ 鳳凰の帯で

午後は、上御霊神社の天皇陛下御即位奉告祭へ。御所の北に位置する御霊さんは、皇室と縁の深い神社です。神事の後は、小栗栖宮司による舞い、冷泉家の門下生による(社中とは呼ばないらしい)万葉集の披講が奉納されました。禰宜さん(ご子息)が宮司さんを、冷泉貴実子さんが弟子たちの様子を後ろから見守っている姿にもご注目。なんともほほえましい。

即位の礼をテレビ中継で確認した私は、帯を鳳凰に変えて上御霊神社へと向かったのでした。

2019年10月 ご即位のご大典

天皇陛下ご即位のご大典、お祝い申し上げます

朝は、上賀茂神社の即位礼当日祭に参列しました。
神事の間、いつもの烏の声はなく、しかし、皇居ではそれが聴かれたとの説があります。八咫烏は、東京に集結したのでしょうか。

この日、境内で見かけた花嫁花婿、七五三のお子たち、なんと幸運でしょう。私が楼門脇で引いたおみくじも、奉祝ムードにあやかって大吉。ありがとうございます。

新しい天皇とともに日本がいつまでも平和で、そして全人類に神のご加護がありますように。

追伸:私のコーデは平安神宮のときと同じ。太陽に近い朱色に、菊の帯で。八咫烏を締めるかどうか、さんざん迷った末。

 

2019年10月 平安神宮献茶式へ 菊の刺繍帯で

藪之内流による献茶式@平安神宮

平安神宮の神事に参列したのは初めて。お家元の献茶式とダブルで、神聖な気持ちになりました。

鳥居色の着物を選んだのは、即位の礼を意識して太陽の色、平安神宮朱塗りの色、各々に敬意を表してのこと。お太鼓は菊、前は紅葉の刺繍帯を締めました。

回復したかも

朝、平熱に戻ったので、午後から仕事始め。明日の京都文化遺産プラットフォーム主催のフォーラム会場へ。帰りは三条商店街から堀川、烏丸を経て帰宅。

家に帰って、PC作業も。集中検索、FBメッセージの返信を集中的に行う。夜おそくに眠ろうとしたら、体温が下がりすぎて心配になり、和久傳製すっぽんの煮こごりを温めて飲んでおいた。

 

台風の中、ウィルスとの闘い

被災された皆さまにお見舞い申し上げます。

台風の間は、私自身が強いウィルスと闘うのに必死で(インフルではない)、皆さまの無事を祈る余裕もありませんでした。少し熱が下がったものの、いま家事やPC作業に動きだすとぶり返すことも知っているので、メッセ―ジをくださった方々にお返事できていない無礼、どうぞお許しくださいませ

いままでにない風邪のパタン(10月12日午後のFB記事)

いままでにない風邪のパタン

昨夜より高熱。頭割れそう。鼻づまりで息できず。嗅覚なく、耳聞こえず、喉痛く、咳も。
昼前に病院で点滴、なのに、まだ熱上昇中。

インフルではないが、経験したことのない強力なウィルスと感じる。外国人が運んできた?こうやって、人類、やられるのかしら。負けたくない私。

最初から、プロポリスも、マヌカハニーも効かない。teatreeのアロマオイルも意味なさず。すっぽんの煮こごりも効果なし。ほんと怖い。

書くの、やっと。眠ります。

1998年、西麻布は浸水しています

311以降、私は東京の水害を想定して暮らしていました。98年、自分のマンションで浸水した経験があるからです。地震が南下して、千葉と東京湾の両方から津波が来ればどうなるか――。ゴムボートを買うことを真剣に考えたり、ゴーグルやダイビングのフィンを出してみたり、ライフジャケットのかわいいデザインを求めて、アマゾンUSAを覗いたりしていたのです。もちろん、停電の備えて自家発電機購入も検討しましたが、マンションだと燃料を置く場所が難しく、断念。

98年、私のマンションでは、エントランスが1.2M浸水して壁に沁みができ、駐車場の車はもちろん修理に出すはめに。私はといえば、無防備にエレベータに乗ったところ、1階に着いたところでチャポーン! ひとつ間違えば、閉じ込められていたかと思います。翌日は、近所の半地下レストランは、水をかき出すのに必死。赤坂溜池の道路に停めていた自動車が、窓まで水に浸かったニュース映像を鮮明に覚えています。

311以後、あちらこちらで東京における水害について言及しても誰も相手にしてくれません。微力ながら、タクシードライバーにささやかな洗脳をしてもみたのですが・・・。京都では、2年ほど前にマンションの管理組合役員になった折、水害保険に入る必要を提案すると、男の役員が「京都は大丈夫だ」の一点張り。「東京から来た女が、わけのわからないことを言い出した」という「ありえないという思考停止」パタン。

木造家屋で暮らす皆さん、大切なものを2階にあげて、貴重品とともにホテルに避難するほうが賢明です。生活に必要なものはスーツケースに入れて2階にあげれば、避難所に持ちだすときも簡単ですね。今夜はPCとスマホを充電して、かつ携帯用の充電器もバッグに入れておきましょう。マンション暮らしの人は、窓ガラスに段ボールを貼って、カーテンをするのがよいかも。

37度台とはいえ熱があり朦朧としているので、文章くどいかもですが、どうぞ皆さま、ご無事で。