よもぎと菖蒲

IMG_7311昨日、菖蒲湯に入りましたか。邪気払いの菖蒲湯はマンション暮らしでも可能ですね。

かつて京都の商家では、菖蒲とよもぎを束ねて玄関の瓦の上に並べたものです。その光景を求めて老舗旅館を私が撮影していたら、自転車に乗ったおじさんも止まって、写メしていました。柊家さんと炭屋さんです。

このならわしのルーツも、賀茂くらべ馬にあるんです。IMG_7320●

桐の花を見たことありますか

IMG_7254藤の次は、桐です。

着物の文様によくみる桐の花。本物を初めて見たのは、上賀茂神社の境内でした。五月五日の賀茂くらべ馬の最中にぽたっぽたっと落ちてくるのです。IMG_7262

見あげると、立派な巨木。びっくりでした。

桐壺に藤壺。源氏物語は、まさに紫の物語なのです。そんな話を書いて『次の本へ』に寄稿しています。

2015年04月 昭和祭の上賀茂神社へ 桜と菖蒲の帯で

IMG_7246上賀茂神社0429上賀茂神社の昭和祭へ。楼門の中からの写真です。
この日、境内の楢の小川に、鴨が舞い込んでいました。よくみると、頭が帯の色と同じ。なので、手水の脇から記念撮影。
この帯も賀茂社にふさわしい帯だったのか、とちょっと嬉しくなりました。大田神社の杜若を背景に撮影したい帯でもあります。鴨

昭和祭@上賀茂神社

IMG_7246上賀茂神社0429上賀茂神社の昭和祭に参列。いまは白砂を蒔く行事があり、日ごろは入れない本殿前まで行けると聞いたので。十月の式年遷宮を迎える上賀茂神社。いま神さまは本殿には不在。お隣の権殿に遷座されているからです。

鴨境内の楢の小川に鴨が舞い込んでいました。さすが賀茂族の神社です。帯が鴨の頭とシンクロしていたので、手水の脇から記念撮影。

鳥羽の藤、のち、都をどり

IMG_7160 藤 鳥羽鳥羽伏見の戦い、の鳥羽に水環境保全センターがあります。毎年、4日間だけ一般公開されるのが、「鳥羽の藤」。今日が最終日でした。次は「蹴上のつつじ」がGWに公開されます。

この後、祇園歌舞練場の都をどりへ。去年より、今年の演目のほうが楽しめました。執筆のための確認作業でしたので、一人で二階席最前列で拝見しました。

 

2015年04月 鳥羽の藤、のち、都をどり 桜と菖蒲文の帯で

鳥羽の藤をカメラに収め、祇園の歌舞練場へ。IMG_7148 藤 鳥羽
ほぼ30度に近づきそうな気配。暑くて暑くて、白大島を着用。歌舞練場へは、花柄小紋にしようと思っていたのに、とても普通の袷は着られません。大島はひんやりして、こういうとIMG_7160 藤 鳥羽き便利です。
紫の藤が入っているのは中振り袖だし、20代のときに作ってもらった付け下げは単衣仕立てだし、だから帯締めとバッグを紫にした次第。でも、藤の帯がひとつあったほうがいいかも。歌舞練場で藤の染帯を締めている”お母さん”を見て、今後の課題とすることに。IMG_7203 都をどり
都をどりの総踊りの衣装は、青地に枝垂桜です。だから、自分も桜を纏いたくなるものですが、今年は琳派四百年。都をどりも「花都琳派染模様」ということで、今年の帯はカキツバタと桜のコンビ(昨年は紫地枝垂桜)、襦袢は光琳梅にしています。
上賀茂神社で始まり、平野神社で終わった今年。途中の演目に土蜘蛛があるので、得意の蜘蛛の巣オンパレードもよかったのですが。蜘蛛の巣文の八掛をつけた着物(2014年2月3月参照)は紬で暑いし、黒地に銀で蜘蛛の巣を描いてもらった襦袢も見た目が暑苦しいし、さりとて、いきなり蜘蛛の巣文・絽の襦袢は早すぎるし。今年は藤鑑賞と掛け持ちだったから、これがベストでした。午前中は資料館でコピー取りだったことを思えば。
今年は一人で2階最前列で見ました。都をどりは、全体が見られる2階席がお勧めです。もっとも私は描写のため確認したくて、その席を選んだのでしたが。

環太平洋地震地帯

ネパールの地震、驚きました。犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、同じ規模の地震が日本に起きることを想定して注意しようと思うこのごろ。

物流は確実に止まると思うので、水と食料、薬など、家とオフィスでの篭城を前提に、ストックしておく必要がありそうです。

また、私たちは環太平洋地震(火山)地帯で生活していることをお忘れなく。チリの火山大噴火、ニュージーランドの地震、ハワイのキラウェア火山。地下では連動しているので、日本も要注意なのです。コンタクトの人は度のあった眼鏡を作っておくこと。火山対策です。