秘密の花園「原谷苑」

原谷苑 桜 (1280x1129)原谷苑2 (1280x1199)DSCN0067 (1280x960)原谷苑 桜2 (1280x1173)DSCN0044 (1280x1063)DSCN0046 (1280x960) 秘密の花園「原谷苑」を訪れました。百花繚乱とはこのことを言うのでしょうか。

青山墓地や鴨川沿いの桜トンネルに負けない、空がまったく見えない美しさでした。京都にあるのに、欧州風。印象派の絵画のようでもあります。

面白いのは、入園料が変動相場制であること。桜の咲き具合によって、値段が決まるのです。

仁和寺室生桜の「落下さかん」

たんぽぽ (1280x960)★@仁和寺 (960x1280)雪のよう1 (1280x960)仁和寺というとつい徒然草を思い出します。「仁和寺にある法師…」。でも、岩清水八幡宮はイメージしない。つまり、出だしだけ記憶しているわけです。

その仁和寺の室生桜を初めてみました。切符売り場に「落花さかん」と書かれていましたが、このくらい楽しめました。散った花びらは、まるで雪が積もったよう。たんぽぽも、たくましく雪の中から頭を出してきたような錯角に陥ります。

2014年4月 秘密の花園「原谷苑」にて

原谷苑3原谷苑 桜原谷苑 桜2 DSCN0046原谷苑2DSCN0067 (1280x960)金閣寺や仁和寺の近くにある「秘密の花園」原谷苑を初めて訪れました。百花繚乱とはまさにこのこと。桜だけなら日本画の世界でも、ほかの花々を見ると、印象派の絵画の中に舞い込んだよう。

 
面白いのは、入園料が変動相場制であること。桜の咲き具合で違うのです。
東京の青山墓地や京都鴨川沿いの桜トンネルは空が見えないほど美しいと思っておりましたが、こちらも同じ。美しさにため息がでるほど。

2014 年4月 仁和寺の三室桜「落花さかん」と御衣黄

仁和寺 (960x1280)三室桜はもう散ったかもしれぬと心配しつつ、仁和寺へ。切符売り場には「落花さかん」と書かれていましたが、葉っぱと共に枝に残っていてくれました。
花びらが積もると、雪に見まごうから不思議です。雪の中から顔出したように見えるタンポポが可憐でした。
紫 桜鳥 帯ギョイコウ2帰り際に目を奪われたのは緑の桜。御衣黄(ギョウコウ)。別名・黄桜と聞けば、納得ですね。これから段々と赤くなるのだとか。そういえば、帯の刺繍に黄桜もありました。
桜の中に入るときは、、つい寒色系を選びます。青の紬では、少し暑かったですね。この日は帯揚げと帯締めを桜色にしています。

2014年4月 枝垂れ桜?と鳥の帯 on 大島紬

帯 紫 桜 4京都の桜は種類が多いので、まだまだ楽しめます。左は御所、右と(左下も)上賀茂神社の斉王桜前にて。
紫の帯を捜し歩いて、出会った帯。ゴールドで描かれているのは枝垂れ桜の葉と思うのですが、柳かもしれず、微妙です。8色の桜の花と鳥が描かれているので、3月4月に締める帯ですね。
パステルの大島は、クリーム地に青、緑、紫。防水加工して雨コートにするつもりで購入しましたが、大島でこの色使いはめ斉王桜 (2)ずらしいから着物で着るべきとの声に押され、着物状態です。袖幅など私サイズではないので油断すると袖口から襦袢が少し出たりするのですが、仕立て直してまで着続けるかどうか考えあぐねているところ。桜@鴨川 (2)
この日、京都は26℃。この暑さに、ひんやりする大島はとても便利。鴨川沿いも半木の枝垂れが一部葉をつけながらも、美しく咲いておりました。

賀茂曲水宴

★IMG_2462 曲水の宴 (480x384)★IMG_2737 (420x600)★IMG_2434★筆耕★IMG_2472斉王代 橋渡り (480x384)★IMG_2482斉王代2 (384x480)またまた平安の雅の世界へタイムスリップです。

今年も上賀茂神社で曲水の宴が開かれました。中国の周の時代に起源を持つ曲水宴は、3月の上巳の日に水辺で禊祓えを行う行事だったのが、日本に入った時点で、水流に盃を浮かべて和歌を詠むことに重きが置かれたようです。子どもたちは盃を促す役。前者は流し雛の慣わしとして一般にも残っています。

斉王代にとっても、これが最後のお仕事。葵祭からは次の方が担当されます。境内の斉王桜の前で記念撮影されていました。

2014年4月 曲水の宴には葵文の帯で

IMG_2462 曲水の宴 IMG_2737 またまた平安の雅の世界へタイムスリップです。
本当は平安神宮で着た鶸萌黄の無地を着るつもりでした。平安神宮と同じのを続けて着るのが悔しいのと、万が一の雨で汚すのが心配で、年季の入った母の鮫小紋を選んだのでした。「あら、葵文の帯。上賀茂神社にぴったりね」と地元曲水の宴 帯2のお姉さまから声をかけて頂きました。そうです。上賀茂の神紋が二葉葵なので、それを意識して購入したのです。さすが京都のご婦人。読み取って下さり、ありがとうございます。
IMG_2401IMG_2434今年も上賀茂神社で曲水の宴が開かれました。中国の周の時代に起源を持つ曲水宴は、3月の上巳の日に水辺で禊祓えを行う行事だったのが、日本に入った時点で、水流に盃を浮かべて和歌を詠むことに重きが置かれたようです。子どもたちは盃を促す役。上手に流れず苦労する様が可愛らしい。前者は流し雛の慣わしとして一般にも残っています。
IMG_2482斉王代2斉王代にとっても、これが最後のお仕事。葵祭からは次の方が担当されます。境内の斉王桜の前で記念撮影されていました。IMG_2472斉王代 橋渡り (480x384)
ところで、王義之の「蘭亭序」は蘭亭で開かれた曲水の宴で詠まれた歌集の序文。昨年、上賀茂神社で初めてこの様子を拝見した私の課題は、和歌の散らし書き、もしくは王義之の「蘭亭序」。でも全然、練習する時間がないまま今年も3分の1が過ぎようとしています。トホホ・・・。
 
 

紅しだれコンサート

東儀さん演奏中2 (2)★東儀さんと@平安神宮2平安神宮神苑では毎年、紅しだれコンサートが開かれます。4日間のうち、前半の平日は東儀秀樹さん、週末は洋風音楽だったようです。

散りかけの桜も、ライトをあてるとボリュームアップされて、なかなか素晴らしいイベントですね。

こういう場に、東儀さんほどふさわしい人はいません。篳篥の音に、桜も鳥も反応していました。