ライトアップはフィリピン色に

 

  1. 台風被害にあったフィリピンの国旗色に染まるNYのエンパイア・ステート・ビルディング。こういうとこ、NYって粋だよね。アメリカが宗主国だったからというだけではないはず。東京タワーもやればいいのに http://globalnation.inquirer.net/91313/empire-state-building-lights-up-in-blue-red-yellow-for-yolanda-victims … @inquirerdotnetさんから

2013年11月 普段着の大島紬に琉球絣の帯

大島2この大島はよく着ているので、埃っぽさはない。おそらく母が若いころに着ていたのだろう。身幅など、小さい。
DSCN9969
赤い帯でもいいのだろうが、つい花に近い色の帯を締めてしまう。琉球絣。青山みともさんが健在だったころ、自分で購入。
以前は帯締を藍にしていましたが、春にご指摘を受けてから、同系色を探しています。まだ納得のいくものに出会えないので、母の縞(赤、青緑、濃紫)で。帯揚は青緑。大島3ただし、前はこの幾何学と喧嘩になるので、模様が出ない側を前に持ってきて締めています。

「地方の時代」映像祭

関西大学で開かれていた「地方の時代」映像祭。表彰式、シンポジウムなど、無事終了。

本当はひとつひとつの番組についてコメントしたいけど、全体をまとめると、こうなる。ローカルを深めると、実はグローバルが見える。日本という国が、明治維新以前も、グローバル世界とは無縁に生きられなかったことが肌で感じられる。地方局もケーブルも、本当にがんばっている。というより、地上波キー局の危機感を感じずにいられなかった。

くわえて、中高生のかわいいこと。とりわけ中学生は、存在するだけで眩しい。まっすぐな彼らの感性がそのまま育ち、すばらしいジャーナリストに育つことを願って止まない。

稽古の後、友と語る@いちえ

いちえ@夷川早起きして墨をする。あるインタビューの後、お稽古に行くためだ。いつもは土曜だが、明日は「地方の時代」映像祭の表彰式で大阪に行かねばならない。よって、金曜日に変更してもらう。

おかげで、裏具の佐々木まなびさんに久しぶりに会うことができて、「いちえ」に寄って、語り合った。写真は突き出し。カウンターで大丈夫。24時までに入れば、25時まであけてくれるらしい。「おひとりさま」の旅人にもお勧め。

烏丸御池の東北。交差点から歩けます。5分くらいでしょうか。

薔薇2


こちらも、大好きなYUKI TORII 薔薇のアンサンブル。2012年の秋冬だったと思います。

スカートのプリントが胸の刺繍に呼応。スカートの裾には、JKと同じチェックが。

乙武君との写真は、エンジン01オープンカレッジin鳥取にて。

2013年11月 相嘗祭に葵文を

上賀茂神社の「相嘗祭」に参列しました。直会で頂いた神酒がいつもと違うと思ったら、できたての新酒。なるほど、白くにごっていたわけです。葵帯1
その年の新穀と新酒を伊勢の天照大神に奉られるのが「神嘗祭」。天皇がとくに信仰された全国71座の神々に奉られる祭儀が「相嘗祭」。天皇ご自身が召し上がるのが「新嘗祭」。戦後、新嘗祭は「勤労感謝の日」と呼び名を変えられ、日本人のお米への感謝意識が消えていきました。が、天皇はいまでも、この新嘗祭が終わるまで新米を口にされないそうです。
この日は太陽の陽射しがまぶしくて、つい傘を持たずに出かけたところ、突然に冷たい雨が降り出し、着物と帯を守るのに苦労しました。京都ではこれを「北山時雨」と呼び、「こういう年には雪がよく降るんですよ」と禰宜のお一人がつぶやいておられました。たしかに、霙を思わせる雨でした。近くは晴れているのに。
葵文の染帯、この日がデビュー。というより、この日に間に合わせて京都で仕立ててもらいました。東京・青山の「くるり」さんでみつけたのですが、仕立てに時間がかかることがわかり、京都で無理をきいてもらったわけです。上賀茂神社の神紋は、陰陽の意味を持つ二葉葵。黒と茶の文様は数多あれど、こんな優しい色使いはめずらしく、葵祭にも締められそうです。なにせ葵祭では、着物も帯も葵文オンパレード。葵なしでは、少し恥ずかしいくらいです。

「相嘗祭」に参列

上賀茂神社の「相嘗祭」に参列しました。直会で頂いた神酒がいつもと違うと思ったら、できたての新酒。白くにごっていたゆえんです。

その年の新穀と新酒を伊勢の天照大神に奉られるのが「神嘗祭」。天皇がとくに信仰された全国71座の神々に奉られる祭儀が「相嘗祭」。天皇ご自身が召し上がるのが「新嘗祭」。戦後、新嘗祭は「勤労感謝の日」と呼び名を変えられ、日本人のお米への感謝意識が消えていきました。が、天皇はいまでも、この新嘗祭が終わるまで新米を口にされないそうです。葵帯1

太陽の陽射しがまぶしくて、つい傘を持たずに出かけたら、突然に冷たい雨が降り出し、着物と帯(できたての葵文の染帯)を守るのに苦労しました。京都ではこれを「北山時雨」と呼び、「こういう年には雪がよく降るんですよ」と禰宜のお一人がつぶやいておられました。たしかに、霙を思わせる雨でした。すぐそこ晴れているのに。

夜は東京からの友人にお誘い頂き、彼の京友お勧めの祇園にあるワインバーへ。寒さのあまり、カシミヤの和コートを纏った私。冬はもうそこまで。京都での紅葉狩には、ダウンが必要かもしれません。

注)写真は雨があがって撮ったもの。あまりの眩しさに帯の柄がわからず、少し暗く調整したところ、顔が真っ黒になってしまいました。

 

2013年11月 花織の帯on麻の葉文の大島紬

大島紬の着物は母が好きだったらしく、何枚かあるのですが、地味で年相応に老けて見えてしまうのが難しいですね。だからつい、黒地に幾何学のようなものを選び、オーソドックスな柄は避けてきました。なかでも、この麻の葉文は今年初めて袖を通したもの。着ると埃っぽくて、少し悔やまれました。
裾まわしが桜色なので、帯に花織を持ってきました。幾何学×幾何学に抵抗がなければ、面白いと思います。
孔雀の屏風は紫織庵さんの町屋に飾られています。1枚はフラッシュあり、1枚はフラッシュなし。後者は桜色の裾回しを見ていただくために掲載しました。帯締、帯揚も同系色です。