2017月1月 インドネシア人と@八坂神社

インドネシア人と2ショット外国人が着物で京都を歩く姿は珍しくないのですが、ベールを纏った人々を見ると、気になります。インドネシアかマレーシアか、国籍を訊いてみたくなるのです。
で、声をかけました。インドネシア語で(マレー語もほぼ同じ)。そうしたら、ジャカルタから来た親子だったのです。インドネシア親子-e1483572152919私と写真を撮った女性は広島に留学中。ご両親と弟を呼び寄せたみたい。メガワティ(第5代大統領)の評伝を書いたと名乗るべきか迷ったあげく、秘密にしておきました。でも、ラインを教えて、と言われ、フットワークの軽さに感動。万国共通、若者のツールですね。
1月3日には、八坂神社で初能があり、観に行った帰りの出来事。陽ざしが急に強くなって、顔うつりにマイナスだわあ。
着物はお正月恒例、羽子板文の着物に松竹梅の帯。

2017年正月 初詣、丹塗りの矢の下で

p1190471IMG_6685歳旦祭は、朝5時から斎行されます。葵祭と同じで、上賀茂神社の大祭ですから、本殿前の神事だけでも、1時間はたっぷり。 新撰の数が多い大切な神事です。p1190537次第に空が白々する中、提灯に先導されながら摂社末社を順番に参拝してまわるのですが、それがなんとも幻想的で素敵な時空なのです。
その後、室内で直会(なおらい)を頂くのですが、外に出ると、さすがに太陽が昇っていて眩しく、いきなり現世に呼び戻された感じ。はっと気づくと、徹夜で顔が悲惨。写真を写すにはしんどいけれど、どうか醜さは多めに頂きたく・・・。img_6714
昨年までは、早朝の冷え込み対策で葵文の辻が花を纏っていましたが、今年は、6本の矢と梅を描いた訪問着を選択。伝承によれば、丹塗りの矢は、賀茂別雷神誕生の重要な要素。しかも、この矢立の文様がハートモチーフで、上賀茂神社の神紋の葵に見えなくもない。などと理屈をつけながら、お正月のみ飾られる巨大な丹塗りの矢の下で撮影を試みました。IMG_6665IMG_6666
p1190472帯はといえば、白の梅鉢文でもよかったのですが、お正月なので、松竹梅を合わせました。実は二部式に直してあるので、徹夜で朦朧とした頭には、締めるのが簡単だというのも理由のひとつ。草履はアザラシの鼻緒なので温かい。p1190491P1190578 升酒
お神酒。以前は干支の枡とボトルのセットを持ち帰ったのですが、最近は境内で樽酒を頂きます。徹夜の身にはまわりが早く、帰宅して爆睡。

元旦は上賀茂神社でした

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img_66851歳旦祭は、朝5時から斎行されます。葵祭と同じで、上賀茂神社の大祭ですか%e2%98%85p1190502%e5%b7%ab%e5%a5%b3%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%a8ら、本殿前の神事だけでも、1時間はたっぷり。新撰の数が多い大切な神事で
す。p1190537
次第に空が白々する中、提灯に先導されながら摂社末社を順番に参拝してまわるのですが、それがなんとも幻想的で素敵な時空なのです。

その後、室内で直会(なおらい)を頂き、外に出ると、さすがに太陽が昇っていて眩しく、いきなり現世に呼び戻された感じ。

一般参拝者と同じように本殿で参拝。酉の描かれた升酒を頂き、酔いがまわったところで帰宅して仮眠。除夜の鐘をついてから徹夜で歳旦祭に臨むのは、いつまで続けられるでしょうか。

2017年正月 迎 春

p1190470新春のお慶びを申し上げます
世界各国、とりわけ欧州ではパラダイムシフトが数年前から進んでいました。かねて明治維新並みの変化が起きると予言してきた私ですが、その流れは、昨年の英国EU離脱、米国トランプ政権誕生で誰の目にも明らかになったのではないでしょうか。
酉歳の今年は天変地異も含め、世界情勢の激変を覚悟しましょう。戦後70年間に築いた何かが音を立てて崩れるという事態もあり得ます。現在の延長・継続と考えないほうがいいかもしれません。
大難を小難にできるよう祈りつつ、どんな変化にも動じない自分でいたい初春。和服を纏って、心穏やかに、今年も日本の文化への理解を深めていけるよう精進してまいります。
今年の元旦は例年と同じく、朝5時からの歳旦祭に参列するため、徹夜。3年前に仮眠をとって寝過ごしたことを深く反省したからです。今年は葵文の辻が花染めは止め、矢と梅文の訪問着を選びました。よって巨大な丹塗りの矢の下で、撮影。上賀茂神社の伝承では、丹塗りの矢は賀茂別雷神の誕生において大切な要素です。着物が大きく写っている写真は、この後で。

迎 春

新春のお慶びを申し上げます

世界各国、とりわけ欧州ではパラダイムシフトが数年前から進んでいました。かねて明治維新並みの変化が起きると予言してきた私ですが、その流れは、昨年の英国EU離脱、米国トランプ政権誕生で誰の目にも明らかになったのではないでしょうか。

酉歳の今年は天変地異も含め、世界情勢の激変を覚悟しましょう。戦後70年間に築いた何かが音を立てて崩れるという事態もあり得ます。現在の延長・継続と考えないほうがいいかもしれません。

大難を小難にできるよう祈りつつ、どんな変化にも動じない自分でいたい初春。和服を纏って、心穏やかに、今年も日本の文化への理解を深めていけるよう精進してまいります。