2013年7月 上布に兵児帯風@祇園祭

上布 へこおび
17日の朝、山鉾巡行はこの祖母の上布で拝見。しかし、帯は先日の青の観世流水でした。汗だくになったので、夜の神幸祭での神輿巡行は仕切りなおして別の着物で出かけています。写真の組み合わせは、もう少しカジュアルに、気軽に出かけるのに重宝しています。暑い夏、やはり一番便利なのは越後上布ですから。白なら陽射しが強くても大丈夫。バッグは祇園祭セールで手に入れたものですが、カメラ2台入れられるので、着物で取材するのにはとても便利です。
かご

神輿洗

神輿を格納庫に終うにあたり、再び神輿洗が行われた。朝、鴨川の水を汲み、清祓を経て、夜には四条大橋で神輿洗。松明の火と鴨川の水。火と水で清められた。中国四国地方で豪雨。京都でも朝は晴れていたものの夕方はしっかりと雨が降ったのだが、夜には止んだ。

これで祇園祭は大方終了。後は夏越の祓を待つだけである。

防災グッズ点検を

油断していましたが、最近、日本列島各地で地震が頻発しています。ニュージーランドや中国での大きな地震の影響を受けないといいのですが。夏休みで海にでかける方々、ご注意くださいね。都心にいる人も、防災グッズや食料備蓄の点検をしておきましょう。

環幸祭のあとで

環幸祭あと1八坂神社の境内が暗闇に包まれる中、神さまが神殿にお帰りになり、神輿3基が乗る舞台に灯りがともった。神殿で環幸祭が行われている間に雨が降り出した。

あとは鴨川の水で神輿を洗う儀式を経て、夏越祭をもって、祇園祭が終わる。1か月かけてここまで人々のエネルギーを注ぐ祇園祭があるからり、京都が守られている気がする。土地の霊も先祖たちも、喜んでいるに違いないのだ。

稼いだお金を地元に投じ、伝統を継承しようという京都人の姿勢を日本社会全体が見習うべきではないか。同じ関西でも、アメリカや中国の株式に投じて自分たちの資産だけ増やす他府県の富裕層たちとは一線を画しているように思える。

花笠巡行、そして環幸祭

祇園祭はまだまだ続きます。朝は花笠巡行。雨が心配されが、10時までには上がって、無事に巡行を終えました。

夕方からはいよいよ環幸祭。御旅所を出て政所に寄った宮本組と中御座の神輿を追って和服に着替えたのち、三条通の伊右衛門へ。まもなく宮本組が通るはず。その後に3つの神輿。すべてが八坂神社に戻るのは23時半くらい。そこで、ご神霊は神輿から神殿に遷られる。いきなり境内が暗くなって、厳かに行われる神事では心洗われる思いがするので、仕切りなおして向かいます。

参院選に思う

選挙特番、やはり池上さんは上手ですね。古館さんの突っ込みもよかった。

問題は、参議院のあり方です。参院はバックに団体を持たず、政治家以外に別の分野で食べていける人に限定すべきです。人数も報酬も半分以下にすることが前提で。選挙に落ちた衆議院議員や元知事などの受け入れ先にするのは絶対に止めさせたい。

ところで、テレビのレポートを観る限り、選挙でネットの使い方が上手だったのは、山本太郎氏と共産党の辰巳コータロー氏。プロ級の作業、お金がかかっている。後者は党から資金が出ているとして、高級車で移動していた山本氏には誰がファイナンスしたのでしょうか。彼の当選を読み解くのに大切な目線です。

「終戦のエンペラー」を受けて@「新潮45」8月号

新潮45「新潮45」8月号(pp168-179)で、映画「終戦のエンペラー」プロデューサーの奈良橋陽子さんと対談しています。

アメリカと敵対した独裁者の中で、昭和天皇の処遇だけ特別。真相は謎のままですがヒントはあります。映画は史実に基づいたフィクションですが、実際はどうたったのか。映画とあわせて読まれることをお勧めします。

無言詣

御旅所四条通の御旅所に七夜お参りすると、願い事がかなうという。あるいは、一晩に四条大橋から七回半の往復という説もある。川端康成の『古都』で描かれているのは後者の形。双子の姉妹がそれぞれ無言参りをしているところに遭遇する。

いずれの場合も、条件は誰とも口をきかないこと。これが難しい。舞妓さんなら、路上でお客さんに声をかけられてしまう。土地に知り合いの少ない私でも、マンションの入り口で誰かに会えば、やり直しなのだからドキドキだ。入るときに周りを見渡し、誰もいないとわかるとエレベータ前へ走る。幸い、中がカメラで見えるので、誰も乗っていなければ急いで上がる。誰かいれば、外にまわり、階段をかけあがらねばならない。なんだか隠し事をしているようで、不思議な感覚に陥る。

2013年7月 舞妓さんに囲まれて@祇園祭宵山

宵山には八坂神社界隈、祇園のお茶屋さんでお茶会が開かれます。ここは有名な一力さん。幸運にも裏に導いてくださったので、お運びさんをしていた舞妓さんたちと写真を撮らせていただきました。黄色い着物を着ているのが秋尾です。美しい舞妓さんに囲まれて、男性だったら鼻の下を伸ばすところ、女性の私はどう反応したらいいでしょうか。それより、こんな若い方々と撮影しようだなんて、自分の大胆さに我ながら驚いています。灰緑帯2★
舞妓さんに囲まれて

2013年7月 宵宵山、山鉾めぐり


なぎなたぼこ2昼間、誉田屋さんを訪れた後は山鉾めぐり。この美しい提灯の先、なんとも魅惑的ですね。ぜひとも中まで行ってみたいけれど、「長刀鉾」は女人禁制。町会所の2階とつながっている鉾にあがることが許されていません。そこで胴掛の「玉取獅子」図の前で撮影。これらは中国近辺で織られた絨毯で、数年前にNYメトロポリタン美術館にも出陳されたそうです。「コンコンチキチン・・・」。夕暮れ時だったこともあり、すでに鉾にあがっている囃子方の演奏に癒されて幸せな気分。
橋弁慶山4★お能の「橋弁慶」から取材した「橋弁慶山」では、弁慶と牛若丸、それぞれと記念撮影。結果的に、牛若丸との距離のほうが近くなっていて、自分の潜在意識に驚いております。夜になって顔が疲れているのは、お許しを。