ホテルニューオータニで開かれる薬膳の会。9月6日は宮古上布を着ていきました。この集合写真を見ても、向かって左の窓からの陽光が強いのが伝わってきます。
9月といえば単衣。しかし、今年のような暑さでは、とても着る気になれません。さりとて、白の越後上布や白地の絽の小紋では、秋風のせいか季節はずれに感じます。そこで、色の深い宮古上布に透けない帯を合わせることにしました。
実は7月1日に「サンデーフロントライン」のVTR取材を受けたときも、この宮古上布を着て出演しています。手入れに出す前に、もう一度着ておきたかったのです。
投稿者: AKIO Satoko
棚に入った『ワシントンハイツ』のみつけ方
米軍の東京入城
宝島社のマッカーサーの広告が話題になっている。使われた写真は66年前8月30日、彼が厚木に降り立ったときのものだ。だが、すぐには東京には入らず、マッカーサーはしばらく横浜で過ごしている。
正式に東京入城を果たすのは昭和20年9月8日。日本軍に接収されていたアメリカ大使館を取り戻し、星条旗掲揚のセレモニーを行う。そして帝国ホテルで昼食をとった後、東京には留まらず、マッカーサーは再び横浜に戻っていく。第一生命ビルにGHQ本部を置くのは、もう少し先のことになる。
しかし、部下たちは日本軍の施設を中心に、着々と東京の接収作業にとりかかっていった。明治神宮の隣の代々木練兵場も、この日にGHQの手中に落ちる。やがて、そこは日本人の衣食住をアメリカ化するための発信基地ワシントンハイツと生まれ変わるのであった。
温水ゆかりさんの書評@週刊朝日
週刊朝日に書評が載りました。いつも拝読している温水ゆかりさんのコラムです。とっても嬉しい。ありがとうございます。
団塊の世代のご友人の話から始めるところ、さすがです。そしてワシントンハイツがアメリカの残像づくりの拠点であったという序章に記したポイントを使い、問題作と締めてくださっています。
許可を得ないとブログに写真をアップできないので、ぜひ、どこかで読んでくださいね。コンビニ、書店、図書館、銀行、いづこでも。
なぜか体重が減った
この写真は新潮社のロビーの棚に収まっている『ワシントンハイツ』。でも、よく見ると、撮影している私の服が写りこんでいる。驚くほどウェストが細い。いや、昔はこれより細かったのだが、ここ数年は、太るばかりで、あきらめていた服である。
奇跡やマグレではなく、ここへきて体重が減った。その数字が定着しているのだから、痩せたと言っていいだろう。この5年ほど太る一方で、落ちたとしても、ある数字をどうしてもきることができなかった。
それが、そこをクリアしたと思ったら、さらに1キロ、またまた0・5キロ、減ったのである。。博多のお土産にもらったとんこつラーメンを作って食べても、その数字がキープできているのだから、びっくりだ。
特に運動をしたわけではない。だが、つらつら理由を考えてみれば、この夏は以降、蒸留水をたくさん飲んでいる。暑いから喉が渇く。だが、極力、水を中心に氷を浮かべて飲んでいたのだ。1日に2リットル。仕事柄、コーヒーを欲するときは、インスタントを水に溶かしていた。
もうひとつ思いつくのは、ブルーベリー黒酢を飲んでいたことだろう。暑くて喉がかわく。そんなときに、酢が喉でぴりっと響くのがいい感じなのだ。去年まではヘルシアを飲んでいたが、食事を伴わねば、黒酢のほうが暑さに利く。
もっとも、家か図書館にひきこもって原稿書きの日々。外食をしないしお酒も寝る前のナイトキャップ程度だから、「酒抜き」効果があったのかもしれない。あれほど好きだったビールも、飲んで寝ると熱中症になるとテレビで見て、極力控えていた。ビールは少なからず太る理由のひとつだろうから。
食欲の秋になっても誘惑にめげず、この体重をキープできたら、また報告したい。
2011年08月 花火文の浴衣
『ワシントンハイツ』@朝日新聞書評欄
「どじょう汚染内閣」って呼んじゃいますよ
今日放送されたテレビ朝日「サンデーフロントライン」。放送後に内内で反応があった秋尾コメントを紹介します。ニュースのランクは、選定委員の総合評価です。
2位 土壌汚染”チェルノブイリ基準超え”について・・・
さんざん汚染が広がってからの「いまごろの発表」では、国民を見殺しにする気かと疑いたくもなる。野田総理、すぐに日本列島の除染にとりかからないと、「どじょう汚染内閣」って呼んじゃいますよ。
7位 カダフィ大佐 不明でも”徹底抗戦”主張 について・・・
40年続いた独裁政権の負の遺産がのしかかる中、リビア市民にどれほど多くの試練が待っているかを思うと胸が痛い。
こうしたコメントは金曜日に提出。全体の集計をした上で、スタッフがピックアップしています。
韓国の追い上げ
円高ウォン安で、日本企業が苦戦している。韓国は国策で、ウォンを大量に刷っているのだから、日本企業は不利だ。ドルもユーロも同じである。日銀も日本円を刷ればいいだけのこと。でも、やらない。なぜだろう。
国策ということでは、韓国政府は徹している。政府を挙げて映画産業に投資し、俳優を育て、韓流ドラマというソフトパワーで、東南アジアにあった嫌韓感情を打ち消した。日本だけではない。
90年代、東南アジア各国で、韓国企業の評判はすこぶる悪かった。ベトナムなどは後進国と見下し、現地従業員を酷使していた。結果、暴力を振るったからと、強制送還された女性支店長もいたくらいだ。だが、21世紀になって、韓国は大きく変わった。
先日のシンポジウムでも、韓国企業の取り組みが話題になった。ベトナムに進出する場合、社員に徹底的にベトナム語を学ばせるのだという。ベトナム語は広東語と同じくい難しいのに、である。未来を見据えた戦略だ。他方、経済力をバックに恵まれた条件で東南アジア諸国に進出した日本企業はこの韓国の努力に、どう立ち向かうのだろう。
韓国政府を挙げての戦略と企業努力。5年後、10年後には、日韓逆転しているかもしれない。注視すべきは、中国の台頭だけではない。





