7月1日、初めてお稚児さんが神前に名乗り出ます。「お千度の儀」。実際には八坂神社の本殿を礼拝しながら、三度まわるだけですが、大勢お供を連れてまわるので、千度になるらしい(写真は後ほど)。
「お祭りだから、取材も当然、和服だよね」と言われて、今月は着物で通す計画。少なくとも、一日に一度は和服に袖を通します。初日はこのコーデ。琉球絣に羅の帯。写真は2年前のものですが。
投稿者: AKIO Satoko
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お千度の儀
夏越の祓
6月30日は夏越の祓。半年間の祓をせねば。
東京では茅の輪くぐりができる神社を探すのが大変でしたが、京都では6月になると、其処彼処の神社仏閣に茅の輪が設置されます。
健康不安の今年は、3つの神社に参拝しました。「千歳の命のぶといふなり」の言葉をとなえながら。朝、上賀茂神社の神事に参列。午後には八坂神社、白山神社で茅の輪をくぐり、夜は上賀茂神社の夏越の祓へ。
この歌が詠まれたほど、上賀茂神社の夏越の祓は有名だったのですね。平成のいまでも、午後8時より体現できる
のです。
参拝者が名前と年齢を書いた人形(ひとかた)を、一枚一枚、神職が、ならの小川に流し、薪から時折、火の粉が降りかかる。まさに、火と水で禊を行うわけです。
朝は時間がなかったので、洋服で神事に参列。白のアンサンブルに黒い靴。神職さんを真似ています。夜は立て涌のお召に、八咫烏の帯。上賀茂神社ですから、ヤタガラス文。
夏越の祓
2016年6月 夏越の祓@上賀茂神社
6月30日は夏越の祓。半年間の祓をせねば。
東京では茅の輪くぐりができる神社を探すのが大変でしたが、京都では6月になると、其処彼処の神社仏閣に茅の輪が設置されます。
健康不安の今年は、3つの神社に参拝しました。「千歳の命のぶといふなり」の言葉をとなえながら。朝、上賀茂神社の神事に参列。午後には八坂神社、白山神社で茅の輪をくぐり、夜は上賀茂神社の夏越の祓へ。
「風そよぐならの小川の夕暮れは、禊ぞ夏のしるしなりけり」
この歌が詠まれたほど、上賀茂神社の夏越の祓は有名だったのですね。平成のいまでも、午後8時より体現できる
のです。
参拝者が書いた人形(ひとかた)を、一枚一枚、神職が、ならの小川に流し、薪から時折、火の粉が降りかかる。まさに、火と水で禊を行うわけです。
何を着たかといえば、朝は時間がなかったので、洋服で神事に参列。白のアンサンブルに黒い靴。神職さんを真似ています。夜は立て涌のお召に、八咫烏の帯。上賀茂神社ですから、ヤタガラス。でも、絞めることが許されるのは今日まで。来月からは夏帯ですから、秋の烏相撲までお休みです。
2016年6月 祇園祭の帯
2016年6月 八咫烏の帯 on 向日葵文
先日、向日葵が咲いているのを見たのは、先日訪れた伊勢でしたか。そろそろ京都の花屋店頭にも向日葵の切り花が並ぶようになりました。
向日葵紋の単衣は、今頃がふさわしいのでしょうね。この着物は、実は羽織だったようです。洗い張りをしたらしく、母の箪笥に丸まっていた反物を、染抜きの後、仕立てようとしたところ、羽尺とわかり、真っ青になった私です。だって、いつ着るのでしょうか、向日葵文の羽織なんて。絽ならともかく、暑くて暑くて、平成のいまでは、出番がありません。だから、黒の布で継いで、着物として仕立てたのです。京都なら、どうということない仕事ですが、東京の呉服屋さんは困っていました、私の無茶振りに。いまとなっては、懐かしい思い出です。この日、帯留は黄色の向日葵にしてみました。帯締と帯揚げは、葉っぱの色で。
例の八咫烏の帯、黒白には合うはず。上賀茂での歴史研究会に行く途中で雨に降られましたが、参集殿にて撮影。神紋の二葉葵とともに、八咫烏の帯をカメラに収めてもらったのですが・・・。
襦袢は、蜘蛛の巣文の絽(右は袖から少し見えている写真)。