2018年6月 薔薇の帯が似合う洋館

空襲で壊滅しなかった京都には、気になる洋館がいくつか残っている。麩屋町蛸薬師にある革島医院もそのひとつ。

あめりか屋京都支店首藤重吉の設計により、1935年(昭和10年)に造られたという。

薔薇の花が咲いているのを見て、薔薇の帯を締めた日に通ってみた。レトロ感満載で嬉しい。

 

2018年6月 京都薪能へ 月星梟文の帯で

毎年、6月初めに京都薪能が開かれます。平安神宮本殿手前に能舞台が作られ、戦後すぐからずっと続いている催し。

次第に暮れなずみ、途中の火入れ式を経て薪能になっていくのも楽しみのひとつ。

こういうときに備え、羽衣と般若、翁と、能の帯を持ち合わせている私だが、今回の演目と合わないので、帯どめで逃げることにした。帯のお太鼓はフクロウ、前は星もしくは月。きものは、観月の折に重宝している母のお召し。月が写っているように見えるので。

 

2018年6月 芥子の花

とある祝宴のために京都にやってきた漫画家のさかもと未明さんを訪ねて、グランド・ハイアットへ。ホテルなら芥子の花で大丈夫と思ったのだが、この後訪れた金毛院で、同じようなタッチで描かれた芥子の花の額を見た。仏教では芥子は良く描かれるのですね。

2018 年5月 カキツバタの帯@根津美術館

京都の大田神社のカキツバタに感激して、しかし、東京の根津美術館に行くと、さらにびっくり。

光琳などの展示が毎年あるのだから、手入れに余念がないのだろう。が、それにしても、ここまで見事に咲き誇るとは。

昨年みつけた帯は、このためにあったのかと思うほど。京都の花街では無粋と言われるでしょうが、しかし、景色の中に溶け込みたい私です。お許しを。

2018年5月 大田神社のカキツバタ

上賀茂神社から徒歩10分くらい。大田神社は古い旧い神社です。境内脇に咲き誇る燕子花。一時は鹿に食べられて悲惨でしたが、ようやく蘇ってきました。

桜とともに燕子花(アヤメかも)が刺繍された帯を締めてみました。花が遠いので、着物は紫にしたほうがよさそうです。

2018年3月 六角堂の御幸桜

六角堂の御幸桜。最初は白。やがて桜色に変わるのですが、油断していたら、もう桜色に。
枝ぶりが気に入って購入した桜文の着物。桜の中に埋もれると、あたかも色無地の着物に桜が映り込んだかのように見えます。

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襦袢も、桜と雀。 この後、茶友の席拓きへ。