尖閣の次は沖縄

尖閣問題が浮上した1996年、台湾の友人がこう語ったことがある。

「日ごろ対立している中国と、台湾、香港が尖閣をめぐる反日運動では1つになる。これがチャイニーズの本質だ。中国は必ず台湾も尖閣も自分のものにする。その先に何が起きるかわかるか? 沖縄だよ。尖閣の次に中国は沖縄を取る」

彼は軍事と歴史が専門のジャーナリストだった。

帰国してから日本の大メディアの記者たちにこの話を伝えると、異口同音にこう言った。

「バカか、おまえは。そんな話を信じたのか。あり得ないだろう」。

あれから16年・・・。彼の言葉は真実味を帯びてきました。感情的に米軍を追い出すことはきわめて危険。周到な準備が必要です。それまでは日米同盟が大切。ポチであっても、です。

田中真紀子さんが突いた本質

田中真紀子さんに対して、寄ってたかってのヒステリー。大学新設利権にメスを入れた瞬間、かくも大勢の反発にびっくりだ。大マスコミのコメンテーターが彼女を叩くのはご自身が将来、大学教授になるため? 安倍さんの過剰な罵倒ぶりも、この利権にからんでいるから? などと勘ぐってしまいます。

大臣の資質がないですって? だったら、原発事故時の閣僚の資質はどうなるの? 国民の命を守れなかった原発推進の政治家は全員同罪です。大学新設は、国民の命や国益を損なうほどの問題じゃない。劇薬的問題提起後、撤回すればいい。フクマデンを改革するというのも、大臣の役割だと私は思う。

たしかに準備を進めた学生に動揺を称えた点には同情する。けれど、問題の3大学が、正式認可も下りていないのに、前のめりで学生募集や施設拡充建設などを進めたことこそ間違っているのではないか。大マスコミはそこを突かない。裏に何があるのだろう。単なる男の真紀子さんアレルギーなのか。

巨額な助成金による大学新設利権はゼネコンもからむ利権だから、政治家としては手放したくないのだろう。官僚の天下り先でもある。真紀子さんはそこに切り込んだ。少子化と知りつつ、小泉政権下の規制緩和で増え続けた大学新設はもう止めて、税金は公立小中学校にまわされるべきですね。防災対策も含めて。

突発性難聴体験

ロック歌手の大友康平さんが突発性難聴になったというニュースを受けて。

私自身、突発性難聴をわずらった経験が2回ある。最初は1989年。突発性難聴という言葉さえ存在しなかった。日赤病院の耳鼻科に駆け込み、ウィルス性かもしれないと、あれこれ検査を受け、液体を耳に入れて、金属の棒を通して電気を流したようだった。

対処が早かったので聴力は回復。そのころ、同じ症状の人々が何人も日赤病院を訪れていたが、原因不明のまま同様の治療を施していたらしい。しばらいくして、過労死がニュースになり、それは突発性難聴と名づけられた。

「私の弟は片方の耳が聞こえなくなったのよ。60過ぎると危ないの」と行きずりの人に聞かされた。だが年齢に関係ない。一度落ちた聴力が戻らないからだ。しかし、すぐに病院に行けば治る。数年後にもう一度体験したが、すぐに回復した。

普通の日常生活で突然、耳に水が入ったような感じ、エレベータで耳がツンときたような感じがしたら、すぐに病院へ行くこと。手遅れになる前に、ぜひ。

中国共産党大会

@中国共産党大会。江沢民さん、胡錦濤総書記のお隣に着席。権力を手放したくないのですね。茶色に染めた髪が痛々しい。白髪のほうが迫力あるのに。この人こそ、中国における反日教育を推進した張本人。その息のかかった習近平氏が中国のトップになります。日中関係は難しい局面に入ります。

米国大統領候補ディベート

米国大統領候補のディベート、前回は喧嘩しているようで女性に不評だったが、最後の今日はどうなるか。米国ではこれまで女性はオバマ、男性はロムニー支持と報じられている。米メディアがオバマの4年間に甘いという声もある。世界を社旗主義に持っていくなら、仏オランドのように、オバマが勝つ流れかも。