母の命日と阪神淡路大震災

1月17日は、5時台に目覚めた。阪神淡路大震災から28年。そして2年後の同じ日、母は帰らぬ人となった。動脈瘤術後破裂。手術から4日後。63歳だった。
ゆえに、この日は黙祷と墓参の日。今年も京都から新幹線で墓苑に向かう。四半世紀以上経っても、思い返すと辛い1日。
当時、関西テレビで番組を持っていた私は、早朝にテレビをつけて事態を知り、まずスタッフの身を案じた。そして、私自身も、しばらくは現場取材の人となった。だから他の東京人と全く違う感覚で「私ごととして」この事態を受け止めていた。他方、311の日、関西人の反応は冷たいと毎年感じている。
京都脳と東京脳の”バイリンガル”になろうと決めた私だけれど、もっと多くの人々がお互いのことをもっとリアルに受け止めたらいいのに、とつくづく思う。さらに言えば、世界情勢についても。虫の目ではなく、鳥の目を持つことが、実は自分の家族を守ることにもつながることに、そろそろ目覚めて欲しいと思っております。

今年の初詣は、三友の松竹梅も

今年は初詣の装いに、#松竹梅 文を加えています。

#上賀茂神社 の宮司さんがすぐに気づかれました。「きものと帯をあわせて松竹梅ですね」と。

#宮中歌会始 の、お題は「#友」。ゆえに、今年の #茶席 では「松竹梅」の取り合わせが目立つはず。なぜなら、寒さの中で花を咲かせる「#梅」と青々と緑を保つ「#松竹」は「#歳寒三友」と呼ばれて画家に愛されていたからです。

ここ数年、気になっていた#松 を中心に、寒い季節に友とすべき花や木々を、今春は積極的に纏うつもり。

写真は 上御霊神社  と上賀茂神社(右)にて。帯揚げ、帯締めは変えています。

私の初詣は歳旦祭から

私の初詣は歳旦祭参列。

除夜の鐘をついてから、そのまま徹夜で3時に和服に着替え、タクシーで上賀茂神社へ。その間、朝まで生テレビをつけているので、年に一度は、この番組を観ることとなる。

昨年は雪が舞っていたが、それに比べて今年は暖かだった。本殿前に1時間。その後、境内にある摂社末社に参拝するのに30分。足先が冷たくなったころに、直会。

外に出ると、すっかり夜はあけて、友人と合流して再び参拝。卯杖を授与してもらい、御神酒を頂く。樽酒が最高に美味なのです。

一旦帰宅して卯杖を神棚に供え、仮眠。夕方からお節などなど。

 

新春のお慶びを申し上げます

 

 

 

 

 

 

藪長水の描いた兔の帯を締め、
八坂神社で大国主命と兔と共にご挨拶。
昨年、寅から頂いたエネルギーを蓄えつつ、
卯のごとく、飛躍の年にしたいところ。
仕事で引き籠る時間が増えそうな気配ですが、
今年もご愛顧のほど、よろしくお願い致します。

令和五年癸卯歳
秋尾沙戸子