初能、そしてインドネシア人@八坂神社

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で、声をかけました。インドネシア語で(マレー語もほぼ同じ)。そうしたら、ジャカルタから来た親子だったのです。%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%8d%e3%82%b7%e3%82%a2%e8%a6%aa%e5%ad%90私と写真を撮った女性は広島に留学中。ご両親と弟を呼び寄せたみたい。メガワティ(第5代大統領)の評伝を書いたと名乗るべきか迷ったあげく、秘密にしておきました。でも、ラインを教えて、と言われ、フットワークの軽さに感動。万国共通、若者のツールですね。

京都では、お正月に初能が観られます。この写真は1月3日、八坂神社で初能を観た後の出来事。陽ざしが急に強くなって、わ、顔うつりにマイナスだー。

 

元旦は上賀茂神社でした

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img_66851歳旦祭は、朝5時から斎行されます。葵祭と同じで、上賀茂神社の大祭ですか%e2%98%85p1190502%e5%b7%ab%e5%a5%b3%e3%81%95%e3%82%93%e3%81%a8ら、本殿前の神事だけでも、1時間はたっぷり。新撰の数が多い大切な神事で
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次第に空が白々する中、提灯に先導されながら摂社末社を順番に参拝してまわるのですが、それがなんとも幻想的で素敵な時空なのです。

その後、室内で直会(なおらい)を頂き、外に出ると、さすがに太陽が昇っていて眩しく、いきなり現世に呼び戻された感じ。

一般参拝者と同じように本殿で参拝。酉の描かれた升酒を頂き、酔いがまわったところで帰宅して仮眠。除夜の鐘をついてから徹夜で歳旦祭に臨むのは、いつまで続けられるでしょうか。

迎 春

新春のお慶びを申し上げます

世界各国、とりわけ欧州ではパラダイムシフトが数年前から進んでいました。かねて明治維新並みの変化が起きると予言してきた私ですが、その流れは、昨年の英国EU離脱、米国トランプ政権誕生で誰の目にも明らかになったのではないでしょうか。

酉歳の今年は天変地異も含め、世界情勢の激変を覚悟しましょう。戦後70年間に築いた何かが音を立てて崩れるという事態もあり得ます。現在の延長・継続と考えないほうがいいかもしれません。

大難を小難にできるよう祈りつつ、どんな変化にも動じない自分でいたい初春。和服を纏って、心穏やかに、今年も日本の文化への理解を深めていけるよう精進してまいります。