iphone4との再会を祈念して

七夕の今宵、ベランダの竹の木に短冊を。そのひとつに、こう書いた。

 「iphone4が私の手元にもどりますように」

 実はiphone4を紛失して早1週間。家の中にあるかと思いきや、誰かがみつけて使用した模様。定額で使いたい放題の契約だから、その支払いは私に降りかからないのだが、手元にないと不便で困る。電話機を買うならさらにソフトバンクに4万円、もしくは解約に1万円弱とられるというのだ。まるで、悪徳商法?と思うのは私だけだろうか。

 使用は止めたものの、最初につないだ時点で、メールやTwitterから秋尾のものとわかったはず。みつけた方、どうかご連絡いただけますように。ぺリオディスタ通信のcontact、もしくはtwitterへ。

カバーはJuicy Couture の星空風、それを青地に白い芙蓉柄のシガレットケースにしまっていました。織姫と彦星、とはいかないかもしれないが、お心当たりの方はぜひ。よろしくお願いします。

舞台「幽霊たち」

奥田瑛二さんが出演している「幽霊たち」の東京公演千秋楽@パルコ劇場を観た。初日から少しずつ演出が変わっていったという舞台。演出家も出演者も「これまでで一番」と満足していらした千秋楽を観られて、幸運だった。

奥田さんは俳優として新境地を開かれたのではないだろうか。たとえば「羊たちの沈黙」のような映画に出演される奥田さんがイメージできる。津川雅彦さんをして「奥田がこんな渋い役を出来るとは思わなかった」と言わしめたという。監督としてだけでなく、俳優としての今後の活躍も楽しみである。

これから長野、広島、大阪で公演があるのだとか。行列に並んででも当日券を手に入れ、観劇することをお勧めします。詳細はこちら→http://www.parcoplay.com/web/page/information/ghosts/

いままでの舞台では味わったことのない感動が得られます。

言いたいのは、新たな共同体創設

金曜日夜に突然電話が入り、昨日、「サンデーフロントライン」の取材を受けた。高齢者を含めて、単身者が3割を超えたニュースについて、私が送っていたコメントはこうだ。 

「一人暮らしの老年層とシングルマザーが同じ敷地に暮らせる住宅を用意し、世代を超えて支えあう『新たな共同体』を自治体が創出してもいいのではないか」

取材では、それについてさらに詳しく聞かれるのだと私は受け取っていた。

なのに、OAを観たら、なぜ女性の単身者が増えているかしか語られていない。違う。私は、単身者が増えていることを前提に、新しい共同体を作ろうと提案したいのだ。親子でも夫婦でも、相性の悪い同士が一緒に暮らすより、別々に暮らすことで得られるストレスフリーを選んでいる。とはいえ、誰かに必要とされたいとも感じている。だから、高齢者シングルがシングルマザーを支えられるなら、こんなにいいことはない。

単身、大いに結構。両親仲が悪いまま結婚を続けるより、シングルマザーでいいではないか。その代わり、社会が子育ての環境を整えばいい。シングルマザーでも安心して子育てができる社会なら、少子化問題は解決する。行政はバラマキではなく、システムを供給するのだ。同じ敷地で暮らせれば、高齢単身者も子育てを味わうことができて、一石二鳥なのである。

夏越の大祓

文庫版の再校正に赤を入れたものを新潮社に届けた。大きな荷物を降ろして、ほっと一息。文庫には写真も入れいているので、かなり読みやすい印象を与えるはずだ。不思議な心地よさとともに、外に出た。

あまりの眩しさに、思わずサングラスをかけた。だが、強風のせいだろうか。日陰だと妙に涼しい。日傘姿の女性が目立った。これだけ風があれば、傘をさすだけでも熱中症を防げるのではないだろうか。

そんなことを考えながら神楽坂を下ってきたら、「夏越の大祓」の文字。そうだ。今日は6月30日。思わず、赤城神社の鳥居をくぐった。

儀式は11時に終わっていたが、賽銭箱の手前に茅の輪が設けられていた。八の字にまわって厄を落としてから手を合わせた。文庫版『ワシントンハイツ』が出版されることを感謝しつつ、多くの人々に読まれるように、と。

 年に2回、ちゃんと大祓ができたら、どんなにいいだろう。東京の神社で「茅の輪くぐり」ができる神社も限られているが、私自身もつい忙しさにかまけて6月末を忘れてしまう。神楽坂を下ってこなければ、今年も上半期の厄落としできずに終わったかもしれない。

 それから国会図書館に向かった。提出したものの、念のため事実関係をいくつか確認をするためだ。現代史ノンフィクションを書くのは、こうした果てしない作業の連続である。

防災グッズの点検

今朝、久しぶりの地震警報に緊張した。NHKBSで海外ニュースをチェックしていた折だ。岩手県沖が震源地。しばらく津波警報が出ていた。

この1ヶ月ほど、週末の街に繰り出す人が多いことに驚いている。暑さも手伝い、気の緩みにつながらなければいいのに。ここはひとつ気を引き締めて、もう一度、防災グッズを整えよう。

乾電池やお水、お米など、いまのうちに買い置きしよう。何かあれば、すぐに店からモノが消えるのは学習済みだ。くわえて、LEDライトや笛、電池で動くラジオや携帯充電器、カセットコンロは大丈夫だろうか。浸水したときに備えて、食べ物の備蓄はあるか。

避難所に行くことを考えれば、メガネ、バンドエイド、薬、ムヒパッチ軍手も必需品。できれば、スナック、下着やソックス、タオル、タオルケットもスーツケースに入れておくといい。瓦礫の中からもすぐに取り出せる。

15ヶ月ぶりの句会

昨夜は久しぶりに百夜句会に出席。黛さんをパリに送り出してからだから、15ヶ月のブランクである。帰国後初の句会には、私の都合で出られなかった。 

俳句脳を取り戻すのは、容易ではない。何を詠もうにも、理屈っぽいこと、この上ない。ようやく4句そろえて出たものの、選句でも苦労した。感覚が鈍っている。 

締め切りがないと動かないのは私の悪い癖だが、半年以上のブランクは危険だ。落ちこぼれたままの書塾でも、年に一度、書展のために無理矢理、作品に仕上げているところに、かすかながらも進歩がある。 

続けることはもちろん、間を空けないことも大切だと、身にしみた夜であった。

HumanBand に注目2

お待たせしました。WINDOWSでも、音楽が聴けるようになりました。

2012年3月11日、 東日本大震災から1年が過ぎた日、わたしたちは海に向かっ て立ち、 目を閉じ、 どこまでもどこまでも手をつなぎあって、 いつまでもいつまでも祈ることでしょう。

ぜひ、ご参加を。そして、世界中のともだちに呼びかけてください。→http://www.humanband.jp/

菖蒲園で1年前の感動に浸る

明治神宮の菖蒲園を訪れた。1年前、日本エッセイスト・クラブ賞の結果待ちをした場所である。左は、吉報を受けた瞬間の写真だ。

土曜日ということもあり、10時でも行列ができるほど。とくに年配の方々が皆、美しい菖蒲の花をカメラに収めようと必至だった。右の花は本日、本人が撮影。

私はといえば、1年前のときめきを思い出し、あの初々しい気持ちを取り戻すことができた。発表の2日前に増刷が決まり、受賞で刷り部数がさらに増えた。その後も、多くの人の目に留まり、読んでいただけて本望である。興味を持ってくださった方々に感謝。ありがとうございます。

来週からはまた文庫版の再校正、それに次回作の原稿に向けて、気を引き締めねば。

HumanBand に注目1

昨日のブログ、意味不明でしたね・・・。

世界が祈り始める・・・とは、来年の3月11日、東北の海岸で皆で手をつないで、祈りを捧げ、感謝しようという試みです。まずはウェブで祈りが始まります。

ボランティアに行くのも中途半端では足手まといだし、チャリティで日赤に義援金を送るのも、どこか偽善的な気がしていました。一過性のブームで終わらせず、息の長い支援を、と考えて準備してきたのが、POWER  NEW TOHOKUなるプロジェクト。ウェブ脳を持った若者たちとのコラボで、HUMAN BANDはそのひとつです。→http://www.humanband.jp/

WINDOWSだと音楽が出なかったり、まだ不具合が少し残っているので、このブログでの正式な呼びかけは完璧になったとき。週明けくらいになります。APPLEの人は音も出ます。WINDOWSの方、とりあえず、映像上ではつながっています。

日本発なのだから私は着物で参加しようと、根津美術館に行ってきました。KIMONOをクリックしてみてください。母の藍染のぼかし、色がきれいですね。これが、HUMAN BANDだとどう映るでしょうか。背景も違います。

興味のある方々にはぜひ参加していただきたいので、自分の祈る姿をイメージしておいてくださいね。世界中の友人に声をかけます。どうぞお楽しみに。