鼻緒は「鬼滅の刃」禰豆子の市松?

お呼ばれした還暦の茶事に履いた草履。鼻緒が市松なので、もしかして、「鬼滅の刃」竈門禰豆子の帯も、こんな色だった? と思ったのだが、禰豆子は赤白の市松だった。

京都では、これを履いていると一目おかれる「ぎおん内藤さん」から、私は白い草履を2足購入しています。1足は1年履き続けたので、雨模様や神社仏閣の玉砂利の上も履く分。もう1足は、晴天で草履を脱ぐお席に伺うとき。写真は後者。お茶事のあと、帰り際に、玄関で撮影させていただきました。

脱いだとき、きれいでないと失礼なので、普段は履かずに箱にしまっています。NHK総合の夜帯「ナイトジャーナル」にキャスターとして出演していたときも、スタジオ用のパンプスは外では履かずに、何色も、ロッカーに置いていました。

九州の隠れ宮へ 龍の帯を締めて

かつてエンジン01のオープンカレッジが延岡で開催された折、高千穂を訪れているのだが、ある人には、こう忠告されていた。大勢の人々が押し寄せて荒らされ、高千穂は既に祓いの力は弱まっている。さらに奥にある、日の宮への参拝を勧める、と。

あれから5年、ようやく実現した。本州の人間にとっては、果てしなく遠い場所である。なのに、この日も訪れる人は少なくなく、勧められた5年前より気が乱れつつあるかもしれない。しかし、古代からの神々にご挨拶できたことが嬉しい。感謝を伝えられたことで幸せな気持ちになった。

買ってから、ずっと眠っていた龍と宝尽くしの帯を締めてみた。暑くて暑くて着物は単衣。

未生流笹岡京都支部展、其中庵にて研究会、「月を愛で、月とあそぶ」@梅田阪急

華道未生流笹岡お家元と。私は撮影の瞬間だけマスクをはずしております。

この季節に、東山の青蓮院にて未生流笹岡社中の京都支部展示があり、同時にホテルにて家元を囲む会が開かれます。例年なら、会でご一緒した女将さんたちと青蓮院に向かうところですが、コロナ禍の今年は囲む会が中止。一人で作品の展示を拝見させていただきました。

なにせ、この日は予定がパツンパツンに詰まっていたのであります。まずは福王子神社近くの其中庵にて研究会。東から西へ。一人タク安くないので東西線で太秦天神川へ。そこからタクシーで北上。すばらしい茶道具の数々にため息。

続いて大阪へ。烏丸から阪急に乗って梅田阪急に向かい、7階のコトコトスクエアを目指したのであります。写真の2つの黄色い椅子、お月さまなんですよ。「月を愛で、月とあそぶ」というコンセプトで、作家による作品を展示。器や小物を用いたコーディネートの数々に目移りします。さすが14th MOONのプロデュース! 最後の写真、私の映っている鏡にはウサギが2兎。毎年の月見仕様にくわえ、再来年の干支に備えて買ってしまうかも。遊び心満載の作品は眺めているだけでも楽しくて、あれもこれも欲しくなるのですが、すぐに決められないのが難。開催日あとわずか、6日までですので、ぜひ。

追伸:着物は母のお召し(単衣)。夜空に浮かぶ月に見立てて選びました。帯は綴れ。20代のころに締めていました。真ん中の黄色が月に連動しているつもり。

 

中秋の名月2020

皆さまは、この美しい月を、どこでご覧になられたでしょうか。
私はといえば、当初は東京で過ごすはずが予定変更。京都にとどまり、しかし、観月祭を楽しめるほど雅びモードでもなく、ひたすらPC前に張り付き状態。途中、ベランダに出て、東の山に出でし月を眺めるのがせいぜいで、虫の音に癒されて寝落ちしそうになったのでございます。
追伸:最初はスマホで撮影していたものの、途中から欲が出て月のアップを Canonのカメラに収めてみました。

重陽節のアフタヌーンティは菊尽くし

先日、重陽節(菊の節句、秋の雛)の飾りつけ前で菊の着物姿写真をアップいたしましたが、アフタヌーンティーのおもてなしもご紹介。

ティポットの上には真綿。夜露を含ませるため菊の花に載せる「着せ綿」を連想させます。お皿に描かれた菊の上に、カヌレを載せて。サイズもぴったり。

旧暦の重陽節は、10月25日。こんな茶話会を今から企画されてもいいかも。

大原三千院を訪ね、ご門主にお話を伺いました

先日、大原三千院のご門主、堀澤祖門さんにお目にかかりました。御歳91歳。お元気です。写真撮影では、「ハっと言ってください。目を見開いて笑うのですよ」とご指南いただきました。もちろん、それ以外に深いお話がいっぱい。

皇室ゆかりの門跡なので菊文様を纏いましたが、よろしかったのかどうか。帯は、奄美のハイビスカスで染めた糸によるくし織。

長月のお茶会に萩文を選んだのですが

寺町寶來堂さんの月釜へ。この季節、テーマは月か菊か。旧暦の重陽の節句までは菊の可能性も大いにあります。かぶらない装いを選ぶの、気を使いますね。でも、色無地は仲居さんにしか見えないので、正式なお席でないかぎり、色無地は選びたくない私です。

濃い藍に白で丸がくりぬかれているのを満月にみたてて単衣を着ていくか、生紬の菊尽くしの着物に、透け感のない帯を締めるか、萩に桔梗が少し描かれている縞のきものに蝶の帯を締めていくか(蝶は萩がお好き)、さんざん迷ったあげく、萩文を選んだのでした。

結果、床のお花に白い桔梗が生けられ、お茶碗のひとつには紫の桔梗が描かれていたのであります。あっちゃー! (最後の写真、お茶碗を持つ私の手のすぐ左に、青い桔梗が描かれているのですした。目立たないけどね)。

しかしながら、この日の気温は31度。夕方からのお席でも、単衣では暑くて耐えられなかったと思います。よって、月のお召しにしないで正解。蝶の帯でさえ、夏の透け感があるものを締めればよかったかもと後悔。ベストは、菊の生紬に、ハイビスカスで染められたサーモンピンクの、くし織の帯がよかったかなあと、いまでも思っております。

 

菊の小紋を纏い、大阪で菊雛(秋の雛)を愛でる

東京で過ごしたがために、重陽節の気分を味わえなかった今年の新暦9月9日。しかし、後日、大阪で、こんな素敵な室礼を拝見することができました。これぞ重陽リベンジ! イベールさん、ありがとうございます。

菊の節句にお雛様を飾る習慣が、古くは南大阪にありました。これを受けて、秋の雛、後の雛、菊雛という季語が存在するほどである。それにあやかって、お人形業界、大人のお雛様とか、還暦のお雛様(真っ赤な装束)とかのキャンペーンを今年あたり頑張ったようですが、簡単には浸透しませんね。

こちらのお宅は、桃を菊に変えて、完璧な雛飾り。すばらしいでしょ。誂えたばかりの菊文の生紬を着て、悦んでいる私です。