2012年1月 初釜式


昨年は熱が出て断念した裏千家の初釜式。今年は20代のころ母が作っておいてくれた訪問着に、母の色留用の帯を締めていきました。実はこれ、ノーブレスで大宗匠にインタビューしたときと同じなんです。今回の伊達襟は紫ではなく、臙脂にしました。若作りと言われずに着られるのも、あと何年か・・・。
写真は帰りに寄った青山フィアットカフェにて撮影。携帯で撮ったので、色が少し青みがかっていますが、テーブルの花と妙に合いますよね。
奥のソファにあるのがバッグ。タイのジム・トンプソン製。クロークで預けてしまうので、もろもろ入る大きいものであることが大切なので。

2012年1月 初句会

新年句会には、女子は着物で、という呼びかけを受けて、和服を着用。みなは美容院に行って、ぴしっと髪を結い、あでやかなお着物でした。原稿執筆中の私は、ちょっと片手間?いつもと同じ空気で失礼しました。
おそらく平成になってから母が購入したであろう着物に、黒の刺繍帯を合わせてみました。花は牡丹(乙女屋さんで購入)。
平成の母の着物はサイズが大きいのかもしれません。生地的にもぱりっと着こなせないのが難。晩年の母は太っていたし、私は最近体重を戻したので、ますます生地をもてあますように感じます。自分で着るときは、身幅を狭く仕立てるほうが締まる。けれど、そのためだけに仕立替えるのも、勿体無い。せっかく痩せたのだから、普段着は昭和着物に徹しようかと思うこのごろ。

2012年正月 若冲「雨龍図」の帯


新春のお喜びを申し上げます
伊藤若冲の「雨龍図」を名古屋帯に仕立てたもの。色は正確ではありません。撮り直してアップしますね。
辰歳の元旦にこの帯をデビューさせるつもりでしたが、尾てい骨を打ったために和服を着ることを断念。かがめない、踏ん張れない、よって帯を結ぶことはできません。
まずは帯だけこちらに紹介。節分明けに結び始めるつもりです。

2011年12月 筆と墨の帯

 今年は石川九楊塾楽書会東京展、12月に開かれました。その受付のため、和服を着て、この筆の帯をしていくつもりだったのです。ところが、うっかり藍の紬を着たら、滑らないのでうまく結べず、時間切れで洋服で出かけてしまいました。
考えてみれば、この写真を撮ったときには、大島を着ていたので、どうにか結べたわけです。みともさんのセールで手に入れたこの名古屋帯は、堅くて結びにくい。もんでやわらかくすればいいのでしょうか。書展用に購入しただけに、ちょっと悔しい。
この大島は母の現代物と思われます。サイズが大きいので、身幅があまります。

2011年11月 シクラメンの帯

アメリカではオレンジ一色のハロウィーンが終わっても、サンクスギビングデーがあるのでしばらくおとなしいのですが、日本では、11月半ばから街のディスプレイがクリスマスモードになり始めます。

さすがに和服では11月から赤と緑にまとめるのは抵抗があります。そんなとき、母のシクラメンの名古屋帯を締めたくなります。ある程度、寒くなっているのが前提ですが。
着物は母の娘時代の大島。黒地に緑の幾何学模様。右下に垣間見える袂のなかのエメラルドグリーンが自慢です(わざわざ染めた八掛の経緯は2006年にあります)。鮮やかな緑は、クリスマスモードの12月にも意味を持ちます。