2017年2月 エンジン01オープンカレッジ in 水戸2

土曜日の講座を2限から3枠こなし、夜は地元の方々と食事をしながら交流する夜楽へ。雛飾り
水戸はこの日から梅祭ということで、梅文のきものを選びました。水戸徳川なので、葵文にすべきか、梅尽くしにするかさんざん迷ったのですが、三分咲きの梅を先取り、のつもりで、この装いに。
梅鉢文の帯は、前田家を彷彿とさせてしまうでしょうか。そこは、どうぞお許しを。あ、でも、帯揚げは白地に三つ葉葵が描かれたものを選んでいます。
講座は硬軟いろいろです。最初の、尖閣、南沙諸島を論じる枠には、はんなり感強すぎですが、3限は水戸の女性論、4限は日本のお殿様お姫様と続くので、梅尽くしにしたというわけです。
写真右はホテルの雛飾りの前で。左は、市長を囲んで、漫画家さかもと未明さんと。
私の顔が相当むくんでおります。理由は、前夜のレセプションパーティで、茨城特産の美味しいものをたっぷり頂いたからであります。ごちそうさまでした ♪

2017年2月 エンジン01オープンカレッジ in 水戸1

弘道館 IMG_7770先週の金曜日から、エンジン01オープンカレッジ、今年は水戸で開催されました。
オープニングシンポジウム「みつめる歴史。明治維新は水戸から始まった」は深く楽しい内容でした。磯田さん、井沢さんだけでもトークが面白いのに、水戸徳川家15代当主も登壇されたので、リアルさが増したというわけです。
コンサートも豪華な面々で、これを500円で聴ける幸運に、水戸の皆さんが満足されたことと思います。梅@弘道館 帯
私は休憩の間にタクシーを飛ばして、弘道館へ。しかし、16時半で終了していたため、外で写真を撮ることしかできず。遠くに、紅梅が見えるのですが、残念。
裏にまわって、花をつけている梅の枝を発見。京都で楽茶碗を見たのと同じ取り合わせですが、記念に撮影してみました。こうなると、鶯の帯も欲しくなる、欲張りな私です。
翌日は梅祭のオープニング。よって梅尽くしにいたしますので、本日は控えめに。あ、でも、襦袢は光琳梅です。
追伸:梅祭前夜は、葵の帯を締めたら良かったかなあと、ちょっぴり後悔しております。梅か葵か、さんざん迷ったのだから。悔しいけど、加齢とともに、ひらめき度が落ちているのも事実です。

2017年2月 鳳凰の帯で楽茶碗を観る

鳳凰の帯@大鳥居
昨日のラストは国立近代美術館へ。あと二日で終わってしまう「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」を観るために。
一旦帰宅して、仕切り直し、終了間際に駆け込み入場。その際に帯も鳳凰に替えて。今年は鳥にこだわります。
近代美術館に来るたび、このとてつもなく大きな鳥居に圧倒される。正直、上品とはいいにくく、昭和3年に昭和天皇の御大礼を記念して創建された時も不評だったというのだが、しかし、こうして美術館の4階から眺めると、悪くない気がしてくるから不思議です。
色無地の地紋は高野槇。襦袢は光琳梅のままです。この色無地、来る祖母の十三回忌のために作ったのですが、少し明るすぎたかどうか微妙です。高野槇と梅もう少し緑が強くてもよかったように思うのですが。まあ、通常はお茶会で着ることを考えているので、このくらい青みが合ったほうが着る頻度があがります。法要には、叔父叔母いとこしか出席しない、内内の集まりなので、お咎めはないと判断。それより帯にどう反応するか興味津々。どんな帯か、法要が終わったら、アップしますので、乞うご期待。

2017年2月 紀元節はヤタガラスの帯を締めて


今日は建国記念日。「和」に浸った一日。
上賀茂神社で紀元節の神事に参列し、弘道館で近江にまつわる歴史の講座を聞き、伝統工芸館で卒業制作を見て、昼食をとって着替えてから、日曜日が最終日の楽茶碗@近代美術館へ。
神事の後、雪化粧した境内で繰り広げられた蹴鞠の様子をカメラに収めたい欲求はあったのだが(装束の例年から刷新された気配)、蹴鞠自体は御所、下鴨神社、上賀茂神社それぞれ見ているので、歴史講座へ。琵琶湖の北はとても面白い地域だ。山本益弘さんに同行して余呉湖の徳山鮓で熊を食したのが、一年前の今日。戻ってきてから、上賀茂神社に参拝して御神籤を引いたら、まさかの凶。神社で凶が出たのは生まれて初めて。ショックだった。熊は神だから、食してはいけなかったのだろうか、紀元節に参列しなかったのを神が怒っているのかなどと落ち込んだこともあり、今年は、紀元節の神事をはずせないと考えていた。
なにせ紀元節は、神武天皇即位の日。なのでヤタガラスの帯をしめて参列。神武天皇東征に際し、上賀茂神社の別雷神はの祖父賀茂建角身命(たけつぬみのみこと)がヤタガラスとなって先導されたという故事から、賀茂社ではヤタガラスは特別なのです。ちなみに御神籤は中吉でした。
光琳梅 襦袢 IMG_4924茶友の新谷さんが館長を務めるご縁で伺ったのだが、卒業制作展は予想以上に楽しかった。袖口から見える襦袢は、光琳梅。昨年の琳派キャンペーンで紫織庵が作ったものです。

2017年2月 上賀茂神社で福豆まき

DSC00272 豆まきP1210789223
上賀茂神社で福豆まきにご奉仕させていただきました。
写真のサイズはいろいろ。ほかの方々をカットしたり、ぼかすように加工したりしています。
神社には貸衣装が用意されていたのですが、私は下に自前の着物を纏い、裃だけお借りする形をとりました。裃がブルーかグレーの可能性を考え、卵色を選択。同様の色無地はなかったので、袖に控えめながら刺繍はありますが。26602883
2665生まれて初めて着用した裃。袴部分、女性は上のほうで結ぶので、いつもの着物の丈だと、裾はみでてしまいます。着付けの部屋に鏡がなかったため、外に出て気づいた次第。1回目の豆まきの後に、短く着直しました。帯は二部式にしていあるものを締めていったので、お太鼓をはずせば問題なし。IMG_2688 
防寒対策ばっちりの私でしたが、陽射しが出て、午後は暖かく、しかし、日向で撒くことになったために、陰影がくっきり。せっかくご縁のある方々に撮影してもらったのに、顔がトホホのショットが多く、泣きたくなります。奇跡的によく撮れたもののみ掲載しています。ほかの方々を上手に消せたら、また追加するかも。IMG_2894

2017年2月 酉の刺繍帯、酉の襦袢

酉の帯立砂前IMG_7316節分に福豆まかせて頂きます、と賀茂別雷神さまに、ご挨拶させて頂きました。
酉の帯を締めて、立砂の前に。両側の絵とあわせて酉の図3枚。きものは、母の紬。しつけ糸が残っていたので、晩年に作って、袖を通していなかったもののようです。襦袢も酉2羽の図。朱と山吹色。
IMG_7331にわとり襦袢