2010年12月 菊池寛賞授賞式


染司「よしおか」の吉岡幸雄先生が菊池寛賞を受けられたので、その授賞式に伺いました。
2009年5月の祝宴では、同じ組み合わせに、帯締めと帯揚を空色にしていましたが、今回はクリスマスを意識。帯揚は赤、帯締めは緑にしました。
本当は吉岡先生のお父さまの帯がよかったのですが、それに合う着物は単衣で12月に着るわけにはゆかず、断念したのでした。

2010年11月 従弟結婚式


94歳で他界した母方の祖母。七人の孫の最年少が、明治神宮で結婚しました。といっても40歳にて初婚。最年長の私は色留袖で出席しました。
彼のすぐ上の姉のときには黒留を着ました(2002年11月参照)。嫁ぐときに母が持たせてくれた、桐の花に鳳凰文。派手です。今回は既婚の彼女が黒留で加わるので、私は色留を選んだ次第。もちろん、母の形見です。
祖母にとっての初孫の私がウェディングドレスを着たのは25歳のとき。そのころは叔母も現在の私より若かったはず。黒留は若いころに着ると美しいものです。参列者のことを思えば、早めに結婚するのが親孝行かも。
黒留は裾模様が勝負。でも、着席していまえば、みな同じにしか見えません。入り口で挨拶に立つ新郎新婦の親や仲人夫人でもないかぎり、裾模様は見てもらえないのが残念。その意味でも、子どもが年頃になるまでは、色留のほうが重宝します。

2010年11月 ラジオ出演

トークマルシェ文化放送の安藤和津TEPCOトークマルシェに呼んでいただきました。構成表によれば、2週目の最後に着物の話にふれる流れだったので、和服でスタジオに。
その前に文部科学省の会議があり、帯結びのためにいつもより早起きしたのですが、黒地の着物は会議で浮くこともなく、むしろ和服は男性委員にウェルカムのようでした。