2018年7月 日和神楽

 

日和神楽。明日の山鉾巡行が無事に終えられますようにという祈願をする日和神楽が、各鉾町から出ます。屋台に鉦や太鼓を積んだ屋台が氏子地域をまわるのです。四条烏丸界隈を歩いていると、遭遇できます。唯一、八坂神社のお神輿にお囃子を捧げるのが長刀鉾。その後、祇園の花街を抜けて、花見小路をまわり、四条通を長刀鉾町まで帰ります。途中、舞妓さん、芸妓さんが出迎えて日本酒をふるまう場面が見どころ。これを見たければ、23時までに八坂神社境内で待ち受ける。あるいは、23時20分頃から祇園の路地で待機すべし。写真は昨年のもの。一緒に写っているのは、吉兆の徳岡さん。境内で偶然お会いしたので、記念撮影したのでした。

2018年7月 文化財鑑賞と朝がゆ体験

文化財研修講座第二弾は知恩院。普段みられない知恩院の中を案内していただき、朝がゆを食しました。第一弾は金戒光明寺でしたが、暴風雨のためキャンセルされていたのでした。浴衣は麻の葉文。早朝なので迷ったのですが、このまま鉾町に突入するため、駒形提灯の帯を締めています。でも、知恩院で働く事務方の女性たちが「祇園祭の帯よ。浴衣も涼し気でいいわ」と話しているのが聞こえたので、ちょっと嬉しくなりました。

2018年6月 京都の中のNYへ薔薇の帯を締めて

最近席拓きをした茶友の月釜の後ビールを飲みたい、というリクエストに応えて、河原町御池のルーフトップバーへ。背後に見えるのは、ホテルオークラ(京都ホテル)。15年ほどの前にNYで流行ったルーフトップバーを思わせるこの店は、かつての島津製作所のビル。17時前についてしまったので、まずは1階のカフェでビール。

2018年6月 薔薇の帯が似合う洋館

空襲で壊滅しなかった京都には、気になる洋館がいくつか残っている。麩屋町蛸薬師にある革島医院もそのひとつ。

あめりか屋京都支店首藤重吉の設計により、1935年(昭和10年)に造られたという。

薔薇の花が咲いているのを見て、薔薇の帯を締めた日に通ってみた。レトロ感満載で嬉しい。

 

2018年6月 京都薪能へ 月星梟文の帯で

毎年、6月初めに京都薪能が開かれます。平安神宮本殿手前に能舞台が作られ、戦後すぐからずっと続いている催し。

次第に暮れなずみ、途中の火入れ式を経て薪能になっていくのも楽しみのひとつ。

こういうときに備え、羽衣と般若、翁と、能の帯を持ち合わせている私だが、今回の演目と合わないので、帯どめで逃げることにした。帯のお太鼓はフクロウ、前は星もしくは月。きものは、観月の折に重宝している母のお召し。月が写っているように見えるので。

 

2018年6月 芥子の花

とある祝宴のために京都にやってきた漫画家のさかもと未明さんを訪ねて、グランド・ハイアットへ。ホテルなら芥子の花で大丈夫と思ったのだが、この後訪れた金毛院で、同じようなタッチで描かれた芥子の花の額を見た。仏教では芥子は良く描かれるのですね。